AI Tools 2026年8月27日

2-2 CLI を入れて初回確認する

Codex CLI を Mac・Windows・Linux にインストールし、初回の動作確認を終えるまでの手順。インストール方法の選び方、Linux で必要な追加ソフト、承認モードとサンドボックスの初期設定を非エンジニア向けに解説します。

難易度前提知識ゼロでも読めます所要時間約 45 分種別学習コース

先に読む2-0 4つの入口から自分の入口を選ぶ

このレッスンでわかること

2-0 で「CLI で始める」を選んだ方、または Linux をお使いの方向けです。アプリを選んだ方は 2-1 へ。

  • ターミナルの開き方と最低限の使い方
  • Codex CLI をインストールできる
  • 初回の動作確認を通せる

まず結論:どのインストール方法を選ぶか

3通りありますが、迷ったら公式のインストーラを選んでください。

方法前提ソフト向いている人
公式インストーラ(推奨)なしほとんどの人
HomebrewHomebrewすでに Mac で使っている人
npmNode.js 22 以上すでに Node.js を使っている人

**Node.js は「JavaScript を動かす土台」のことです。**公式インストーラを選ぶなら不要なので、聞いたことがなければ読み飛ばして構いません。

**npm で入れる場合の注意。**パッケージ名は @openai/codex です。codex という無関係の古いパッケージが存在するので、名前を正確に指定してください。

ステップ1:ターミナルを開く

コマンドを入力する画面です。もともとパソコンに入っているので、追加インストールは要りません。

  • MacCommand + スペースterminal と入力 → Enter
  • WindowsWindows キーpowershell と入力 → Enter
  • Linux:お使いの環境のターミナルを開く

黒い(または白い)ウィンドウが開けば成功です。**「黒い画面=文字で指示を出す入力欄」**にすぎません。

肩慣らしに1つ打ってみましょう。

pwd

いまいる場所のフォルダが表示されます。「コマンドを打って Enter、結果が文字で返る」——これがターミナルの基本です。

ステップ2:インストールする

ターミナルに入力します。最新のコマンドは公式ドキュメントに掲載されているので、うまくいかないときはそちらを確認してください。

# 公式インストーラ(Mac / Linux)
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh

Mac で Homebrew を使っているなら次でも入ります。

brew install --cask codex

すでに Node.js がある場合は次も選べます。

npm install -g @openai/codex

インストール後はターミナルを開き直す

**これを忘れると「コマンドが見つかりません」と言われます。**インストール系のトラブルの多くは、開き直すだけで解決します。

Linux / WSL2 での追加要件

Linux や WSL2 では、bubblewrap(bwrap)というソフトが必要です。第3章で扱うサンドボックスに使われます。入っていない場合は、お使いのディストリビューションのパッケージ管理から導入してください。

ステップ3:動作確認とサインイン

ターミナルに入力します。

codex --version

バージョン番号が返れば成功です。続けて起動します。

codex

初回は ChatGPT アカウントでのサインインを求められます。画面の案内に従ってブラウザで認証してください。

ステップ4:練習用フォルダで起動する

Codex は起動したフォルダを作業場所として扱います。大事なファイルが入ったフォルダでいきなり起動するのは避け、練習用の空フォルダを作りましょう。

ターミナルに入力します。

mkdir codex-practice
cd codex-practice
codex

mkdir は「フォルダを作る」、cd は「そのフォルダに移動する」というコマンドです。どちらの OS でも同じように使えます。

注意:ターミナルと対話画面は別の場所です

  • ターミナルcodex を起動する前)では、mkdircd のようなコマンドを打ちます
  • 対話画面(Codex 起動中)では、「〜して」と日本語で頼みます

見た目は同じでも受け付けるものが違います。このレッスン以降、コード例には**「対話画面に入力」「ターミナルに入力」**を書き添えます。

初回の動作確認

挨拶テスト

対話画面に入力します。

こんにちは。あなたは何ができますか?

ファイル作成テスト

test.txt というファイルを作って、中身に「Codexの動作確認」と書いてください。

承認を求められたら、内容を見て問題なければ許可します。作られたか確認しましょう。

test.txt の中身を表示して

却下してみる

memo.txt の作成を頼み、却下してください。エラーにならず会話が続くこと、ファイルが作られていないことを確認します。

初回チェックリスト

#確認項目確認方法
1ターミナルを開けたpwd で現在地が表示される
2インストールできたcodex --version でバージョンが返る
3サインインできた起動時にサインインを求められない
4練習用フォルダで起動できたそのフォルダで codex が動く
5日本語で会話できた挨拶テストの返答
6ファイルを作成できたtest.txt ができた
7却下しても会話が続いたmemo.txt が作られていない
8(Linux / WSL2)bubblewrap が入っている第3章のサンドボックスに必要

よくあるつまずきと対処法

「codex というコマンドが見つかりません」 — ターミナルを開き直してください。それでも直らない場合は、インストールが完了しているか公式手順を確認します。

会社のパソコンでインストールできない — 管理者権限が必要な場合や、申請が要る場合があります。自己判断で設定を変えず、情報システム部門に相談してください。

エラーが出た — メッセージをそのまま対話画面に貼り付けて「この状況です。次に何をすればよいですか」と聞くのがいちばん速い解決策です。要約せず全文を貼ってください。

やってみよう

  1. チェックリストの1〜7(Linux の方は8まで)を実施してください
  2. 「test.txt の中身を書き換えて」と頼み、編集のときの確認が新規作成とどう違うか観察しましょう
  3. codex を終了し、別のフォルダで起動してみてください。作業対象が変わることを確認します

まとめ

  • インストールは公式インストーラが最短。Node.js は不要
  • npm を使うならパッケージ名は @openai/codex
  • インストール後はターミナルを開き直す
  • Linux / WSL2 では bubblewrap が必要
  • Codex は「起動したフォルダ」を作業場所にする
  • ターミナルはコマンド、対話画面は日本語。見た目は同じでも役割が違う
  • 却下してもエラーにはならない

理解度チェック

Q1. 公式インストーラで Codex CLI を入れる場合、事前に必要なものはどれでしょう?

  1. Node.js 22 以上
  2. Homebrew
  3. 特になし(ChatGPT アカウントは別途必要)
  4. Docker
答えを見る

正解:3

公式インストーラは前提ソフトなしで導入できます。Node.js が必要なのは npm 経由で入れる場合だけです。ただし Codex を動かすには ChatGPT アカウントでのサインインが必要で、Linux / WSL2 ではサンドボックス用に bubblewrap が要ります。

Q2. インストール直後に「codex というコマンドが見つかりません」と表示されました。まず試すべきことはどれでしょう?

  1. パソコンを初期化する
  2. ターミナルを一度閉じて開き直す
  3. 有料プランに加入する
  4. Node.js を削除する
答えを見る

正解:2

インストールした内容がターミナルに反映されるのは、開き直したタイミングです。この症状のほとんどはこれで解決します。それでも直らない場合に、インストールが完了しているかを公式手順で確認してください。