AI Tools 2026年8月27日

2-1 Codex アプリを入れて初回確認する

ChatGPT デスクトップアプリをインストールし、Codex で最初の動作確認を終えるまでの手順。実行場所の選択、作業フォルダの指定、承認モードの初期設定、差分の確認までを非エンジニア向けに解説します。

難易度前提知識ゼロでも読めます所要時間約 35 分種別学習コース

先に読む2-0 4つの入口から自分の入口を選ぶ

このレッスンでわかること

2-0 で「Codex アプリで始める」を選んだ方向けです。CLI を選んだ方は 2-2 へ進んでください。

  • アプリをインストールして Codex を開ける
  • 実行場所と作業フォルダを正しく指定できる
  • 承認モードを安全な設定で始められる

まず結論:3ステップ

  1. ChatGPT デスクトップアプリをインストールする
  2. ChatGPT アカウントでサインインする
  3. Codex を開いて、実行場所と作業フォルダを指定する

Node.js のような前提ソフトは不要です。

OS提供状況
macOS / Windowsあり
Linuxデスクトップアプリの提供なし → CLI(2-2)へ

ステップ1:インストールする

ChatGPT の公式サイトからデスクトップアプリを入手します。Windows は Microsoft Store 経由でも入手できます。

[スクリーンショット] ダウンロードページ。自分の OS 用のボタンが分かるもの

インストールの流れは一般的なアプリと同じです。Mac はアイコンを「アプリケーション」へドラッグ、Windows はインストーラの案内に従います。

ステップ2:サインインする

アプリを起動し、ChatGPT アカウントでサインインします。ブラウザでログインするときと同じアカウントです。

Codex が見当たらない場合は次を確認してください。

  • 法人アカウント(Business / Enterprise):管理者による有効化が必要なことがあります。情報システム部門に確認してください
  • サインイン直後:アプリを一度終了して開き直すと反映されることがあります

ステップ3:作業する場所を決める

ここが Codex アプリの肝です。指示を出す前に決める項目があります。

[スクリーンショット] Codex の初期画面。実行場所・フォルダ・承認モードのコントロールの位置

実行場所を選ぶ

**Local(自分のパソコン)を選んでください。**手元のファイルを扱う本カリキュラムでは必須です。Cloud や SSH は第5章まで使いません。

作業フォルダを選ぶ

Codex は指定したフォルダとその中身を作業場所として扱います。大事なファイルが入ったフォルダをいきなり選ぶのは避け、まず練習専用の空フォルダを作りましょう。

  • Mac:Finder で右クリック →「新規フォルダ」→ codex-practice
  • Windows:エクスプローラーで右クリック →「新規作成」→「フォルダー」→ codex-practice

[スクリーンショット] フォルダ選択の操作と、選択後の表示

承認モードを選ぶ

ここが安全に関わる設定です。

モードどうなるか
Read-only(読み取りのみ)ファイルを読むだけ。書き換えない
Auto作業フォルダ内は自動で進め、外に出るときは確認する
Full Access制限なし

**最初は Read-only か Auto を選んでください。**Full Access は意味がわかるまで使わないでください。

第3章で、この承認モードとサンドボックスの関係を扱います。**Codex には承認とは別に、OS レベルで触れる範囲を制限する仕組みがあります。**ここが Codex のいちばんの特徴です。

初回の動作確認

挨拶テスト

こんにちは。あなたは何ができますか?

日本語で返答があれば成立しています。

ファイル作成テスト

承認モードを Auto にしてから頼んでください(Read-only では書き込めません)。

test.txt というファイルを作って、中身に「Codexの動作確認」と書いてください。

実行前に変更内容が差分として表示され、承認するか選べます

[スクリーンショット] 差分表示と、承認/却下の操作

確認する

test.txt の中身を表示して

Finder やエクスプローラーで実物を見るのも確実です。

却下してみる

あえて失敗させる練習です。memo.txt の作成を頼み、確認画面で却下してください。

  1. エラーにならず、会話がそのまま続くこと
  2. memo.txt が作られていないこと

却下は失敗ではありません。「よく分からない操作を求められたら、まず却下して質問する」が安全な付き合い方です。

初回チェックリスト

#確認項目確認方法
1アプリを起動して Codex を開けた画面が表示される
2サインインできた起動時にサインインを求められない
3実行場所を Local にできた表示が Local になっている
4練習用フォルダを選べた現在のフォルダが codex-practice
5承認モードを確認したRead-only か Auto になっている
6日本語で会話できた挨拶テストの返答
7差分を見て承認できたtest.txt ができた
8却下しても会話が続いたmemo.txt が作られていない

よくあるつまずきと対処法

Codex が見当たらない — 法人アカウントでは管理者による有効化が必要な場合があります。自己判断で設定を変えず、情報システム部門に相談してください。

フォルダを選んでも作業できない — 承認モードが Read-only になっていないか確認してください。

画面が説明と違う — アプリは頻繁に更新されます。更新を確認したうえで、本文の目的(例:「作業するフォルダを選ぶ」)に相当する操作を探してください。

やってみよう

  1. チェックリストの1〜8をすべて実施してください
  2. 「test.txt の中身を書き換えて」と頼み、編集の差分が新規作成とどう違って見えるか確認しましょう
  3. 承認モードを Read-only に変えてファイル作成を頼み、書き込めないことを確認してください。確認したら Auto に戻します

演習3は、承認モードが実際に効いていることを体感するための練習です。

まとめ

  • Codex アプリは Node.js 不要。ChatGPT アカウントでサインインするだけ
  • Linux 版のデスクトップアプリはない
  • 実行場所は Local。手元のファイルを扱うために必須
  • 最初は練習用の空フォルダを選ぶ
  • 承認モードは最初は Read-only か Auto
  • 変更は差分で確認してから承認する。却下してもエラーにはならない

理解度チェック

Q1. 初めて Codex を使うとき、承認モードとして適切でないものはどれでしょう?

  1. Read-only
  2. Auto
  3. Full Access
  4. まず Read-only で試し、必要になったら Auto に上げる
答えを見る

正解:3

Full Access は制限なく実行できる設定で、何が起きるかを理解してから使うべきものです。学習段階では Read-only(読むだけ)か Auto(作業フォルダ内は自動、外は確認)が適しています。第3章で運用設計を扱います。

Q2. Codex に「作業するフォルダ」を選ばせる意味として、最も適切なものはどれでしょう?

  1. 選んだフォルダの中身が自動的にクラウドへ保存される
  2. 選んだフォルダとその中身が、Codex の作業対象になる
  3. 選んだフォルダ以外のファイルが削除される
  4. フォルダを選ばないと課金される
答えを見る

正解:2

Codex は指定されたフォルダを作業場所として扱います。だからこそ、大事なファイルが入ったフォルダをいきなり選ぶのは避け、練習用の空フォルダから始めるのが安全です。