2-3 Claude Code 初回起動|最初の動作確認チェックリスト
Claude Code を初めて起動するときの流れを解説。作業フォルダの作成、初回認証、挨拶テスト、ファイル作成テスト、許可プロンプトの意味と安全な付き合い方、最初に覚えるスラッシュコマンドをチェックリスト形式で確認できます。
このレッスンでわかること
前のレッスンで Claude Code のインストールは完了しました。このレッスンでは、いよいよ Claude Code を起動して「会話できる・ファイルを作れる」ところまで動作確認します。
- 練習用の作業フォルダを作って、その中で
claudeを起動する方法 - 初回認証(ログイン)の流れ
- 最初の挨拶テストと、ファイル作成テストのやり方
- 許可(permission)プロンプトの意味と、安全な付き合い方
- 最初に覚えておくべきスラッシュコマンド
- 全部できたかを確認できるチェックリスト
このレッスンが終われば、Claude Code を使った学習を進める土台が完成します。なお、画面表示や手順の細部はバージョンによって変わることがあります。違いに気づいたら公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で最新情報を確認してください。
なぜ「作業フォルダ」から始めるのか
Claude Code は、起動したフォルダ(とその中身)を作業場所として扱うツールです。書類の入ったフォルダで起動すればその書類を読んで作業し、空のフォルダで起動すればまっさらな状態から作業します。
逆に言うと、大事なファイルがたくさん入ったフォルダでいきなり起動するのは、初心者のうちは避けたほうが安心です。まずは練習専用の空フォルダを作り、そこを「Claude Code の練習場」にしましょう。
ステップ1:練習用フォルダを作る
ターミナル(Windows の方は PowerShell)を開いて、次のコマンドを順に実行します。
mkdir claude-practice
cd claude-practice
mkdir は「フォルダを作る」、cd は「そのフォルダに移動する」というコマンドです。これで「claude-practice」という練習場ができ、その中に入った状態になりました。
よくあるつまずき:今どこにいるかわからなくなった
pwdを実行すると現在地のフォルダが表示されます。「claude-practice」が末尾に付いていれば正しい場所にいます。
ステップ2:Claude Code を起動する
練習用フォルダの中で、次のコマンドを実行します。
claude
初回はこのあと認証(ログイン)の画面に進みます。
初回認証の流れ
初めて claude を起動すると、「どのアカウントで使うか」を確認する認証ステップが始まります。おおまかな流れは次のとおりです。
- ターミナルにログイン方法の選択肢が表示されます。Claude アカウント(サブスクリプション)でのログインを選びます
- 自動的にブラウザが開き、claude.ai のログイン画面が表示されます
- ブラウザ上で自分の Claude アカウントにログインし、認証を許可します
- 「認証が完了しました」という趣旨の表示が出たら、ターミナルに戻ります
- ターミナル側に Claude Code の対話画面(入力欄)が表示されれば完了です
一度認証すれば、次回以降は claude と打つだけですぐ対話画面が開きます。
よくあるつまずき:ブラウザが開かない/認証が進まない
ブラウザが自動で開かない場合は、ターミナルに表示される URL を手動でコピーしてブラウザに貼り付ければ進められます。認証をやり直したいときは、対話画面で
/loginと入力すると再ログインできます。
最初の挨拶テスト
対話画面が開いたら、まずは簡単な質問で「会話が成立するか」を確認します。入力欄に日本語でそのまま打ち込んで Enter を押してください。
こんにちは。あなたにできることを3つ、初心者向けに教えてください。
数秒〜十数秒で、Claude からの返答が表示されます。ChatGPT などのチャット AI と同じ感覚で、日本語で自然にやりとりできることがわかるはずです。
ここで確認したいのは次の2点です。
- 日本語の入力に日本語で返答が返ってくること
- エラーメッセージが出ずに会話が往復すること
この2つが確認できれば、認証・通信まわりは正常です。
ファイル作成テスト
次に、Claude Code の本領である「実際にファイルを操作できる」ことを確認します。対話画面で次のように頼んでみましょう。
test.txt というファイルを作って、中身に「Claude Codeの動作確認」と書いてください。
すると、Claude が「ファイルを作成してよいですか?」という趣旨の**確認画面(許可プロンプト)**を表示します。内容を見て問題なければ承認してください。承認すると、フォルダの中に test.txt が作られます。
本当に作られたか、別のターミナル(または同じ対話画面から)確認できます。対話画面で「test.txt の中身を表示して」と頼んでもよいですし、ターミナルなら次のコマンドで確認できます。
cat test.txt
「Claude Codeの動作確認」と表示されれば、ファイル作成テストは合格です。
よくあるつまずき:ファイルがどこに作られたかわからない
Claude Code は「起動したフォルダ」を基準にファイルを作ります。今回なら claude-practice フォルダの中です。Finder やエクスプローラーで開いて、実物を目で確認してみると安心できます。
許可プロンプトとの安全な付き合い方
先ほどのファイル作成テストで出てきた確認画面が「許可(permission)プロンプト」です。これは Claude Code の最も重要な安全装置なので、意味を理解しておきましょう。
何のための仕組みか
Claude Code は、ファイルの作成・編集やコマンドの実行など、あなたのパソコンに実際の変化を起こす操作ができます。便利な反面、意図しない操作が起きると困ります。そこで Claude Code は、影響のある操作を行う前に「これをやってもいいですか?」と毎回確認してくるのです。
家の鍵を預けた家事代行さんが「この引き出し、開けてもいいですか?」と一つずつ確認してくれる、とイメージしてください。
安全に付き合う3つの心得
- 内容を読んでから承認する — プロンプトには「何をしようとしているか」(ファイル名やコマンド)が表示されます。最初のうちは面倒でも一読する習慣をつけましょう
- わからない操作は承認しない — 内容が理解できないときは拒否して、「今の操作は何をしようとしていたの?」と Claude に日本語で質問すれば説明してくれます。拒否してもエラーにはならず、会話は続きます
- 「常に許可」は慣れてから — 確認を省略する選択肢やモードもありますが、仕組みを理解するまでは毎回確認する設定のままにしておくのが安全です
まず覚えるスラッシュコマンド
対話画面で /(スラッシュ)から始まる文字を入力すると、Claude Code 自体への命令(スラッシュコマンド)になります。最初は次の4つだけ覚えれば十分です。
| コマンド | 何が起きるか | 使いどころ |
|---|---|---|
/help | 使えるコマンドの一覧と説明を表示 | 迷ったらまずこれ |
/login | アカウント認証をやり直す | 認証エラーが出たとき、アカウントを切り替えたいとき |
/clear | 会話の履歴をリセットする | 話題を切り替えて仕切り直したいとき |
/exit | Claude Code を終了する | 作業を終えるとき(Ctrl + C 2回でも終了できます) |
試しに /help を実行して、どんなコマンドがあるか眺めてみてください。すべて覚える必要はありません。「困ったら /help」とだけ覚えておけば大丈夫です。
初回起動チェックリスト
ここまでの確認項目を一覧にしました。すべてにチェックが付けば、このレッスンは完了です。
| # | 確認項目 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 1 | 練習用フォルダを作成し、その中に移動できた | pwd で claude-practice が表示される |
| 2 | claude で対話画面が起動できた | 入力欄が表示される |
| 3 | 初回認証(ブラウザログイン)が完了した | 起動時にログインを求められない |
| 4 | 日本語の質問に日本語で返答が返ってきた | 挨拶テストの返答を確認 |
| 5 | ファイル作成を依頼し、許可プロンプトを承認できた | test.txt の作成確認画面が出た |
| 6 | test.txt が実際に作られ、中身も正しい | cat test.txt または Finder/エクスプローラーで確認 |
| 7 | /help でコマンド一覧を表示できた | 一覧が表示される |
| 8 | /exit(または Ctrl + C 2回)で終了できた | 通常のプロンプトに戻る |
やってみよう
- チェックリストの1〜8をすべて実施し、チェックを付けてください
- Claude Code に「test.txt の中身を『動作確認2回目』に書き換えて」と頼み、今度は編集の許可プロンプトが出ることを確認してください。承認後、中身が変わったかも確認しましょう
- わざと許可プロンプトを拒否してみてください(例:「memo.txt を作って」と頼んで確認画面で拒否する)。エラーにならず会話が続くこと、ファイルが作られていないことを確認しましょう
まとめ
- Claude Code は「起動したフォルダ」を作業場所にする。最初は練習専用の空フォルダを作ってから
claudeを起動する - 初回はブラウザ経由で Claude アカウントの認証を行う。再認証は
/login - 動作確認は「挨拶テスト(会話の往復)」と「ファイル作成テスト(test.txt)」の2段階で行う
- 許可プロンプトは安全装置。内容を読んでから承認し、わからない操作は拒否して質問する
- 最初に覚えるスラッシュコマンドは
/help・/login・/clear・/exitの4つ - 手順の細部はバージョンで変わるため、迷ったら公式ドキュメント(code.claude.com/docs)を確認する
理解度チェック
Q1. Claude Code の許可(permission)プロンプトの説明として、最も適切なものはどれでしょう?
- A. 有料プランへのアップグレードを促す広告である
- B. パソコンに変化を起こす操作の前に、実行してよいか確認する安全装置である
- C. 一度でも拒否すると Claude Code が使えなくなる
- D. 表示されたら必ず承認しなければならない
解答を見る
正解:B
許可プロンプトは、ファイル作成・編集やコマンド実行など影響のある操作の前に内容を確認させてくれる安全装置です。拒否してもエラーにはならず会話は続くので、内容がわからないときは遠慮なく拒否して Claude に説明を求めましょう。
Q2. Claude Code の使い方に迷ったとき、対話画面でまず入力すべきコマンドはどれでしょう?
- A.
/help - B.
/delete - C.
/format - D.
/upgrade
解答を見る
正解:A
/help を入力すると、利用できるコマンドの一覧と説明が表示されます。「困ったら /help」が Claude Code の基本動作です。B・C・D はこの用途のコマンドではありません。