2-2 Claude Code を Mac にインストールする手順
Mac に Claude Code を導入する手順を、ターミナル.app の開き方から動作確認まで初心者向けに解説。curl ワンライナーと npm の使い分け、PATH の確認方法、command not found の対処法もまとめました。
このレッスンでわかること
このレッスンでは、Mac に Claude Code をインストールして、コマンドが使える状態になるまでを一歩ずつ進めます。
- ターミナル.app の開き方と、最低限の操作感覚
- Claude Code のインストール手順(curl ワンライナーと npm の2通り)
- PATH(パス)とは何か、なぜ確認が必要なのか
- インストール成功を確認する方法
- 「command not found」が出たときの対処法
ターミナルを開くのが初めての方を想定して書いています。入力するコマンドはすべてコピー&ペーストで進められるので、安心してついてきてください。
インストール手順は今後のアップデートで変わる可能性があります。迷ったら公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で最新の手順を確認してください。
事前準備:Claude アカウント
Claude Code を使うには Anthropic 社の「Claude」アカウントが必要です。ブラウザで claude.ai にログインできるか、先に確認しておきましょう。日常的に使うなら、Pro プランなどの有料プランへの加入が現実的です(プラン内容は変わることがあるため、claude.ai の料金ページで最新情報を確認してください)。
ターミナル.app を開く
Mac でコマンドを入力する場所が ターミナル(Terminal.app) です。Mac に最初から入っているアプリで、追加インストールは不要です。
ステップ1:Spotlight 検索から起動する
- キーボードで Command キー + スペースキー を同時に押します(Spotlight 検索が開きます)
terminalまたはターミナルと入力します- 「ターミナル」が表示されたら Enter キー を押します
白い(または黒い)ウィンドウが開き、次のような表示が出れば成功です。
あなたのユーザー名@MacBook-Pro ~ %
この % で終わる行を「プロンプト」と呼びます。「次のコマンドをどうぞ」という合図で、この後ろに文字を入力していきます。
ターミナルは今後何度も使うので、Dock のターミナルアイコンを右クリック →「オプション」→「Dock に追加」しておくと次回から楽です。
ステップ2:試しに1つコマンドを打ってみる
肩慣らしに、今いる場所(フォルダ)を表示するコマンドを実行してみましょう。
pwd
/Users/あなたのユーザー名 のような表示が出れば OK です。「コマンドを入力して Enter で実行、結果が文字で返ってくる」——ターミナルの基本はこれだけです。
よくあるつまずき:何か打ち間違えて変な状態になった
入力途中でわからなくなったら Control + C を押してください。入力中の内容を破棄して、新しいプロンプトに戻れます。「困ったら Control + C」はターミナルの合言葉です。
Claude Code をインストールする
Mac でのインストール方法は主に2つあります。
| 方法 | コマンド | 向いている人 |
|---|---|---|
| curl ワンライナー(推奨) | curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash | ほとんどの人。Node.js 不要・自動更新あり |
| npm 経由 | npm install -g @anthropic-ai/claude-code | すでに Node.js を使っている人 |
迷ったら curl ワンライナーを選んでください。前提となるソフトのインストールが不要で、手順が最もシンプルです。
ステップ1:インストールコマンドを実行する
ターミナルに次の1行を貼り付けて Enter を押します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
このコマンドの意味をかみ砕くと、curl は「指定した URL からファイルを取得する」命令、| bash は「取得した内容をそのまま実行する」という意味です。つまり「公式サイトからインストール用プログラムを取ってきて実行する」を1行で行っています。
実行すると進行状況が表示され、通常は1〜2分で完了します。途中で Mac のパスワード入力を求められたら、ログインパスワードを入力してください(入力中は画面に何も表示されませんが、正常です)。
ステップ2:ターミナルを開き直す
インストール直後は、今開いているターミナルが新しいコマンドをまだ認識していないことがあります。**いったんターミナルのウィンドウを閉じて、開き直してください。**これだけで解決するトラブルがとても多いです。
ステップ3:動作確認をする
開き直したターミナルで、次のコマンドを実行します。
claude --version
1.x.x のようなバージョン番号が表示されれば、インストール成功です。
あわせて、環境の健康診断コマンドも試しておきましょう。
claude doctor
インストール状態や設定のチェック結果が表示されます。今後「なんだか動かない」と感じたときは、まずこのコマンドです。
PATH とは何か、なぜ確認するのか
インストール後のトラブルで最も多いのが「PATH(パス)が通っていない」問題です。仕組みを知っておくと、エラーが出ても慌てずに済みます。
**PATH とは、「コマンドの実体ファイルを探しに行くフォルダの一覧」**のことです。claude と打ったとき、Mac は PATH に登録されたフォルダを順番に見て回り、claude という名前のプログラムを探します。一覧に載っていないフォルダにインストールされていると、実体は存在するのに「見つからない」と言われてしまうわけです。
電話帳にたとえると、「会社(プログラム)は実在するのに、電話帳(PATH)に番号が載っていないからかけられない」という状態です。
PATH に何が登録されているか見る
echo $PATH
:(コロン)区切りでフォルダの一覧が表示されます。curl ワンライナーでインストールした場合、Claude Code は通常 ~/.local/bin というフォルダに入るので、この一覧に /Users/あなたのユーザー名/.local/bin が含まれているかを確認します。
claude がどこにあるか探す
which claude
/Users/あなたのユーザー名/.local/bin/claude のようなパスが表示されれば、PATH は正しく通っています。何も表示されない場合は、次の「よくあるつまずき」を確認してください。
よくあるつまずきと対処法
「command not found: claude」と表示される
原因はほぼ次のどちらかです。
- ターミナルを開き直していない — まずウィンドウを閉じて再度開きます
- PATH に
~/.local/binが登録されていない — 次のコマンドで設定ファイルに追記し、ターミナルを開き直します
echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
~/.zshrc は「ターミナルを開くたびに読み込まれる設定メモ」のようなファイルです。この1行で「~/.local/bin も電話帳に載せておいて」と登録しています。
npm でインストールしたいが Node.js が入っていない
npm は Node.js というソフトに付属するツールなので、Node.js が未導入の Mac では npm コマンド自体が使えません。このとき選択肢は2つあります。
- 選択肢A(おすすめ):そもそも npm を使わず、curl ワンライナーでインストールする。Node.js 不要で、自動更新も付いてきます
- 選択肢B:将来的に Node.js を使う予定があるなら、公式サイト(nodejs.org)から Node.js をインストールしてから
npm install -g @anthropic-ai/claude-codeを実行する
このカリキュラムを進めるだけなら選択肢Aで十分です。
古いバージョンと新しいバージョンが混在している
過去に npm 版を入れたことがある方は、2つのバージョンが同居して片方が古いままになることがあります。次のコマンドで確認できます。
which -a claude
複数のパスが表示されたら混在状態です。npm 版を消す場合は npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code を実行し、ネイティブ版に一本化するとトラブルが減ります。
やってみよう
- ターミナルを開いて
pwdとecho $PATHを実行し、結果を眺めてみてください(PATH にいくつのフォルダが登録されているか数えてみましょう) - Claude Code をインストールし、
claude --versionでバージョン番号を確認してください which claudeを実行して、Claude Code の実体がどのフォルダに入ったかを確認してください
まとめ
- Mac でのコマンド入力はターミナル.app で行う。Command + スペース →「terminal」で起動できる
- インストールは curl ワンライナー(
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash)が推奨。Node.js 不要で自動更新あり - npm 版(
npm install -g @anthropic-ai/claude-code)もあるが、Node.js が前提で自動更新がない - インストール後はターミナルを開き直してから
claude --versionで動作確認する - PATH は「コマンドを探しに行くフォルダの一覧」。
which claudeとecho $PATHで状態を確認できる - 困ったら
claude doctor、最新手順は公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で確認する
理解度チェック
Q1. claude と入力したら「command not found」と表示されました。この状況の説明として最も適切なものはどれでしょう?
- A. Claude のサーバーが障害を起こしている
- B. Mac が claude コマンドの実体を、PATH に登録されたフォルダの中から見つけられていない
- C. 有料プランに加入していないため実行が拒否された
- D. インターネットに接続されていない
解答を見る
正解:B
「command not found」は、コマンド名に対応するプログラムを PATH 内のフォルダから見つけられなかったときに出るエラーです。ターミナルの開き直しや、~/.zshrc への PATH 追記で解決できます。通信やプラン、サーバー状態とは関係ありません。
Q2. Node.js を入れていない Mac に Claude Code を導入したい場合、最も手間が少ない方法はどれでしょう?
- A. 先に Node.js をインストールしてから npm でインストールする
- B. App Store で Claude Code を検索する
- C. curl ワンライナー(公式インストーラ)でインストールする
- D. Windows 用インストーラをダウンロードして実行する
解答を見る
正解:C
curl ワンライナーによるネイティブインストールは Node.js を必要とせず、自動更新も付いています。A でも導入はできますが手順が増えます。Claude Code は App Store では配布されておらず、Windows 用インストーラは Mac では動きません。