Gemini Notebook(旧NotebookLM)解説:Audio Overview4形式・Flashcards・Mind Map・コード実行
2026年7月にNotebookLMから改称されたGemini Notebookを解説。Audio Overviewの4フォーマット、Flashcards・Quiz・Mind Mapに加え、隔離サンドボックスでコードを実行する新機能までを整理。
TL;DR
- 2026年7月にNotebookLMから「Gemini Notebook」へ改称。移行作業は不要
- セキュアなクラウドコンピュータで、自然言語の指示からPythonコードを書いて実行できる
- Audio Overviewが4フォーマットに拡張(Brief・Critique・Debate・Lecture追加)
- 80言語以上に対応(日本語含む)
- Flashcards・Quizで資料から学習教材を自動生成
- Interactive Mind Mapで概念の関係を視覚化
概要
Gemini Notebook は、アップロードした資料(PDF・Webページ・Google Docs・YouTube動画等)をもとにAIが質問応答・要約・教材生成を行うGoogleのリサーチツールです。2026年7月16日から「NotebookLM」より改称され、段階的にロールアウトされました。本記事でも以降は新名称で記載します。
改称にあたって利用者側の作業はありません。既存のノートブックはそのまま使え、移行や再作成は不要です。共有済みのリンクも自動でリダイレクトされます。
2025年9月〜12月にかけて音声・視覚・インタラクティブの3方向で機能が拡張され、2026年7月の改称時にはコード実行環境が加わりました。
セキュアなクラウドコンピュータ
改称と同時に追加された機能です。Google Cloudのインフラ上で動く隔離されたサンドボックス実行環境を持ち、自然言語で指示するとGemini NotebookがPythonコードを書いて実行し、結果を返します。
- 出力形式はチャート・スプレッドシート・スライドなど
- ノートブックに登録したソースと連動したデータ分析ができる
- コードを書ける必要はなく、やりたいことを日本語で伝えれば済む
提供範囲は限定的です。Google AI Ultra ユーザーと、AI Ultra Access / AI Expanded Access を持つWorkspaceビジネス顧客に先行提供され、一般のProユーザーへは順次展開とされています。無料プランへの展開時期は公表されていません。
Audio Overview:4つのフォーマット
従来(Deep Dive のみ)
2人のAIホストが資料全体を対話形式で解説する20〜30分の音声コンテンツのみでした。
2025年9月以降(4フォーマット)
| フォーマット | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| Deep Dive | 2ホストの対話形式・詳細解説 | 全体把握・通勤中の学習 |
| Brief | 5〜10分のコンパクトなまとめ | 時間がないときの要点確認 |
| Critique | 資料の弱点・課題点を批判的に分析 | 論文レビュー・施策の穴を探す |
| Debate | 資料の主張に対して賛否両論を展開 | 意思決定の事前検討 |
| Lecture Mode | 1ホストが30分まで連続講義 | 深い学習・復習 |
Audio Overview の使い方
- Gemini NotebookにPDF・URLなど資料をアップロード
- 「Audio Overview」タブを開く
- フォーマットを選択(Deep Dive / Brief / Critique / Debate / Lecture)
- 言語を選択(日本語対応)
- 生成ボタンをクリック → 数分で音声コンテンツが完成
Flashcards & Quiz
2025年9月に追加。資料から自動で学習教材を生成します。
Flashcards
- 資料の重要概念・用語をカード形式で自動生成
- 表(概念・用語)/ 裏(定義・説明)の構成
- 理解できたカードをマークして管理
Quiz
- 資料内容に基づいた選択問題・記述問題を自動生成
- 回答後に正解・解説を表示
- Google Classroom連携(教育機関向け)でクラス全体に配布可能
Interactive Mind Map
資料をアップロードするとGemini Notebookが概念の関係性を自動でマップ化します。
- ノードをクリックすると詳細説明が展開
- 関連ノード間のつながりを可視化
- 資料が複数ある場合は横断的なマップを生成
活用例
- 複雑な技術仕様書の構造把握
- 競合調査資料の関係性整理
- 会議録から議論のマップを生成
Deep Research との連携ワークフロー
1. Deep Research でテーマを調査
→ 100以上のソースを自動分析
2. 生成されたレポートをGemini Notebookにインポート
→ Google DriveリンクかPDFで追加
3. Audio Overview(Brief)で要点を音声で確認
4. Flashcardsで重要事項を学習
5. Mind Mapで概念の関係を把握
利用方法
- URL: notebooklm.google.com(改称後もアクセス可能)
- 対象: Google アカウントがあれば無料で利用可能
- クラウドコンピュータを使うには Google AI Ultra 相当の契約が必要