AI Tools 2026年4月18日 (更新: 2026年8月28日)

Gemini 3.1 Pro完全解説:ARC-AGI-2スコア77.1%の推論最上位モデル

2026年2月19日にプレビューリリースされたGemini 3.1 Proの推論性能・新機能・アクセス方法・料金を解説。ARC-AGI-2スコア77.1%や3月末の旧Previewモデル強制移行もカバー。

難易度基本的な操作を一度試したことがある前提です種別アップデート解説

概要

Gemini 3.1 Pro は、Google DeepMindが2026年2月19日にプレビューリリースしたGeminiシリーズの最上位推論モデルです。前世代のGemini 3 Proと比較してARC-AGI-2スコアが2倍以上に向上し、2026年3月末には旧Previewモデル(gemini-3-pro-preview)が廃止され、gemini-3.1-pro-preview への移行が必須化されたことで本格運用フェーズに入りました。

2026年8月末時点でも、本モデルがGemini唯一のPro系列モデルです。後継として予告されたGemini 3.5 Proが公開されないまま、Flash系列だけが3.5・3.6・3.7と世代を重ねているため、Pro級の推論が必要な用途では引き続き3.1 Proを選ぶことになります。詳細はGeminiモデル系譜2026を参照してください。


主要機能・変更点

推論性能

  • ARC-AGI-2スコア: 77.1%(Gemini 3 Proの2倍以上)
  • LMArena: 最上位ランク維持
  • 科学・数学・コーディングでトップクラスのベンチマーク成績

新機能

  • SVGアニメーション生成: コードベースのアニメーション制作をモデル単体で実行
  • インタラクティブ3Dデザイン生成: 視覚的なデザイン資産を直接生成
  • コンテキスト: 前世代から継続の1Mトークンコンテキストウィンドウ

アクセス方法

プラットフォーム対応
Google AI Studio
Vertex AI
Gemini CLI
Android Studio
Gemini Enterprise✅(Gemini Advanced経由)

強み・注目ポイント

推論の深さが最大の差別化要素です。Gemini 3.1 Proは応答前に推論チェーンを実行する「Deep Think」変種(AI Ultra限定)も提供しており、科学研究・工学計算・複雑な法的文書分析といったユースケースで特に強みを発揮します。

Google Workspaceとの連携も深く、Docs・Sheets・Slides・DriveへのAI機能統合のバックエンドとして3.1 Proが使われています。


料金(API)

2026年8月時点の公式料金ページの単価です。公開当初(入力 $1.25 / 出力 $10.00)から引き上げられている点に注意してください。

モデル入力($/1M tokens)出力($/1M tokens)
Gemini 3.1 Pro(〜200k)$2.00$12.00
Gemini 3.1 Pro(200k超)$4.00$18.00

バッチAPI利用で50%コスト削減が適用されます。なお、Pro系モデルはAPIの無料枠の対象外で、利用には課金設定が必要です。


Gemini 3系モデルの全体像

2026年8月末時点の現行構成です。

モデル位置づけ
Gemini 3.1 Pro複雑な推論・エージェント。Pro系列の現行モデル
Gemini 3.1 Deep Think科学・研究向け超高度推論(AI Ultra限定)
Gemini 3.7 Flashコーディング・エージェント向けの主力
Gemini 3.6 Flash汎用の実務モデル
Gemini 3.5 FlashComputer Use を内蔵
Gemini 3.5 Flash-Lite大量処理・コスト効率重視
Gemini 3.1 Flash Liveリアルタイム音声会話
Gemini Omni動画中心の生成

gemini-3.1-flash-lite-preview は2026年5月25日に廃止済みで、後継は gemini-3.5-flash-lite です。


参考リンク