AI Tools 2026年4月18日 (更新: 2026年8月28日)

Gemini API 2026年料金改定完全解説:無料枠縮小・強制上限・プリペイド制の全容

2026年のGemini API料金体系の変更を解説。無料枠のFlash系限定化、プリペイド課金、強制支出上限に加え、2026年8月時点のモデル別単価と、2027年1月に予定される値上げまでを網羅。

難易度基本的な操作を一度試したことがある前提です種別アップデート解説

概要

2025年末から段階的に進んできたGemini APIの料金体系見直しが、2026年3〜4月に大きな節目を迎えました。無料枠の縮小・プリペイド課金の強制・強制支出上限の適用という3つの変更が立て続けに実施され、開発者への影響が出始めています。


変更のタイムライン

時期変更内容
2025年12月無料枠を50〜80%削減
2026年3月23日新規サインアップユーザーにプリペイド課金を強制
2026年4月1日全課金アカウントに強制支出上限を適用
2026年6月1日Gemini 2.0 Flash シャットダウン
2027年1月1日(予定)導入価格が終了し、標準料金は原則2倍へ

主要変更点の詳細

1. 無料枠の縮小(2025/12〜2026/4)

  • Proモデルが無料枠から完全除外。2026年8月時点の公式料金ページでも、Gemini 3.1 Pro Preview の無料枠は「Not available」と表記されています
  • 無料枠が使えるのはFlash系とFlash-Lite系(3.5 / 3.6 / 3.7 Flash、3.5 Flash-Lite)に限られます
  • 実験・プロトタイピング用途は引き続きFlash系モデルの無料枠で対応可能

なお、Pro系除外が始まった具体的な日付は公式ドキュメント上で確認できていません。現行の料金ページで「Pro系は有料のみ、Flash系は無料枠あり」という構造になっている点だけが確かな情報です。

2. プリペイド課金制(2026/3/23〜)

  • 新規ユーザーはクレジット前払いが必要
  • 従来の月末後払いモデルから転換
  • 残高不足でリクエストが即停止するため、事前の残高管理が重要

3. 強制支出上限(2026/4/1〜)

ティア月間支出上限
Tier 1$250
Tier 2$2,000
Tier 3$20,000〜$100,000以上

上限に達するとリクエストが一時停止されます。上位ティアへの移行はGoogle Cloudコンソールから申請できます。


2026年8月時点のモデル別料金

モデル入力($/1M)出力($/1M)
Gemini 3.1 Pro(〜200k tokens)$2.00$12.00
Gemini 3.1 Pro(200k超)$4.00$18.00
Gemini 3.7 Flash$0.75$3.75
Gemini 3.6 Flash$0.75$3.75
Gemini 3.5 Flash$1.50$9.00
Gemini 3.5 Flash-Lite$0.30$2.50

**この単価は2026年12月31日までの導入価格です。**2027年1月1日以降、標準料金は原則として2倍に引き上げられる予定です。Gemini 3.7 Flash であれば入力 $1.50 / 出力 $7.50 になります。

Gemini 3.1 Pro は公開当初の $1.25 / $10.00 から引き上げられています。4月時点の単価で試算した資料が残っている場合は作り直してください。

バッチAPI利用で50%コスト削減が適用されます(例: Gemini 3.7 Flash は入力 $0.375 / 出力 $1.875)。

コンテキストキャッシュ

項目単価
キャッシュ読み取り(Flash系)$0.075 / 1Mトークン
キャッシュ保持$0.50 / 1Mトークン / 時間

キャッシュ保持料も2027年1月1日から $1.00 / 1Mトークン / 時間 へ引き上げ予定です。


廃止済みモデルへの対応

Gemini 2.0 Flash は2026年6月1日にシャットダウン済みです。あわせて gemini-3.1-flash-lite-preview も2026年5月25日に廃止されています。該当APIを使っているプロジェクトは以下へ移行してください。

  • 品質重視 → Gemini 3.7 Flash
  • コスト重視 → Gemini 3.5 Flash-Lite
  • リアルタイム音声 → Gemini 3.1 Flash Live

Gemini 3.1 Pro と Gemini 3.1 Flash Live は2026年8月末時点で廃止日が発表されていません。


影響を受けるユーザーへの対応策

  1. Google AI Studioでの支出モニタリングを設定する(3月12日追加機能)
  2. プリペイドクレジットを余裕を持って確保する
  3. Tier昇格申請を早めに実施し、上限リスクを回避する
  4. 2027年1月1日の値上げを前提に、年内のうちに再試算の予定を入れる
  5. **モデルIDを設定値として外出しする。**Flash系は数週間から2か月で世代交代しており、コードに直書きすると乗り換えのたびに改修が発生します

参考リンク