Claude Opus 4.7完全解説:ソフトウェアエンジニアリング特化の最新フロンティアモデル
2026年4月16日リリースのClaude Opus 4.7を解説。/ultrareviewコマンド・effortによる処理強度制御・高解像度ビジョン・価格据え置きの詳細と、後継のOpus 4.8 / Opus 5への位置付けの変化をカバー。
Opus 4.7 は現行の最上位モデルではありません。2026年5月28日に Opus 4.8、6月9日に Fable 5、7月24日に Opus 5 がリリースされ、モデル体系は4階層へ再編されました。現在の選び分けはClaudeモデル体系2026を参照してください。本記事はOpus 4.7世代の記録として残しています。
概要
Claude Opus 4.7 は、Anthropicが2026年4月16日にリリースしたモデルです。リリース時点では一般公開モデルの最高性能版で、複雑な長時間エージェントタスクへの耐性と高度なソフトウェアエンジニアリング能力が主な強化点でした。価格はOpus 4.6から据え置きという点も特徴です。
同日、より高性能なClaude Mythos(限定公開)の存在も明らかになりました。この限定公開の系譜は、後に招待制プログラム「Project Glasswing」向けの Claude Mythos 5 へ引き継がれています。
2026年8月28日時点で Opus 4.7 は引き続き利用可能(Active)で、廃止しない下限日は2027年4月16日と公表されています。
主要機能・変更点
新コマンド
| コマンド | 内容 |
|---|---|
/ultrareview | 並列マルチエージェントによるコードレビュー。複数エージェントが同時にコードを検査し、高速で包括的なレビューを実施 |
/effort [xhigh/high/medium] | 処理強度を調整。xhighが今回新設され、より多くの推論リソースを投入 |
/tui | フルスクリーンTUIレンダリング(ちらつきを解消) |
ビジョン強化
- 高解像度ビジョン: 最長辺2,576px相当の画像処理に対応
- 図面・スクリーンショット・ドキュメント画像の詳細解析が向上
エージェント耐性
- 長時間・複数ステップのエージェントタスクでの安定性が向上
- コンテキストウィンドウの効率的な活用
料金
| モデル | 入力($/MTok) | 出力($/MTok) |
|---|---|---|
| Claude Opus 4.7 | $5.00 | $25.00 |
| Claude Opus 4.6 | $5.00 | $25.00 |
Opus 4.6と同額のまま性能向上を実現しています。後継の Opus 4.8・Opus 5 も同じ $5.00 / $25.00 で、Opusクラスの価格はこの世代から据え置かれ続けています。
強み・注目ポイント
ソフトウェアエンジニアリング全体像の把握が最大の強みです。/ultrareviewは単一エージェントでのレビューを超え、並列エージェントが異なる観点(セキュリティ・パフォーマンス・可読性など)を同時に検査します。
/effort xhighは複雑なアルゴリズム設計や難解なバグ調査で、通常より深い推論を要求できる機能です。日常的なタスクにはmediumを使い、難所でxhighに切り替えるという使い分けが想定されています。
API側では、この処理強度の指定はOpus 4.7から output_config.effort(low / medium / high / xhigh / max)に統一されました。Opus 4.7以降は従来の thinking.budget_tokens を受け付けず、送ると400エラーになります。
他モデルとの比較
| 項目 | Claude Opus 4.7 | GPT-5.4 Pro | Gemini 3.1 Pro |
|---|---|---|---|
| 入力価格 | $5.00/MTok | $30.00/MTok | $1.25〜2.50/MTok |
| コーディング特化コマンド | /ultrareview, /effort | Codex連携 | Gemini CLI |
| コンテキスト | 1M | 1M | 1M |
| ビジョン | 最長辺2,576px | マルチモーダル | マルチモーダル |