AI Tools 2026年4月18日 (更新: 2026年8月27日)

Claude Code の実行制御コマンド:/code-review・/effort・/tui・権限プロンプト削減

セッションの進め方を制御する組み込みコマンドを整理。並列マルチエージェントレビューの /code-review ultra、推論強度を切り替える /effort、フルスクリーン表示の /tui、権限確認を減らす /fewer-permission-prompts を、現行仕様と料金の注意点つきでまとめました。

難易度前提知識ゼロでも読めます種別リファレンス

TL;DR

  • /code-review ultra — 並列マルチエージェントによる包括的コードレビュー。/ultrareview は別名
  • /effort — 推論強度を lowxhigh に加え max / ultracode / auto で切り替え
  • /tui — レンダリング方式の切り替え。v2.1.239 以降に初回起動した端末はフルスクリーンが既定
  • /fewer-permission-prompts — 権限確認を減らす許可リストを提案させる

**コマンド名と引数は変わります。**本記事は 2026-08-27 時点の公式ドキュメントに揃えています。実際の一覧は /help で確認するのが確実です。


/code-review — 並列コードレビュー

現在の変更、または指定した PR をレビューさせるコマンドです。

使い方

# 現在の差分をレビュー
/code-review

# 深度を上げて実行(クラウド上のマルチエージェントレビュー)
/code-review ultra

# GitHub の PR を指定
/code-review ultra 1234

/review/code-review の別名です。また、アカウントで ultrareview が利用可能な場合、/ultrareview/code-review ultra の別名として使えます。公式ドキュメントの表記は /code-review ultra なので、記事や手順書に書き残すならこちらを使ってください。

通常レビューとの違い

/code-review は単一エージェントがその場で差分を読みます。ultra を付けるとクラウド側で複数の観点を並列に走らせ、単一の読み込みでは見落としやすい問題を拾います。

料金と制限

ここは事故になりやすいので明示しておきます。

項目内容
Pro / Max一度きりの3回が無料。使い切っても更新されない
Team / Enterprise無料枠なし
それ以降1回あたり概ね $5〜$25 の usage credits を消費
利用できない環境Bedrock / Google Cloud / Microsoft Foundry 経由、および ZDR 組織

**「無料枠が毎月戻る」わけではありません。**通常のレビューは /code-review で足りることが多いので、ultra は難所に絞って使ってください。


/effort — 推論強度制御

モデルが各タスクにかける推論リソースを切り替えます。

使い方

# インタラクティブに選択
/effort

# 直接レベル指定
/effort low
/effort medium
/effort high
/effort xhigh
/effort max        # セッション限り
/effort ultracode  # セッション限り
/effort auto       # モデルの既定に戻す
/effort status     # 現在の設定を確認

maxultracodeそのセッションの間だけ有効です。設定として永続しません。

使い分け目安

レベル向いているタスク
ultracode / max難解なバグ調査、大規模な設計判断。コストと時間を許容できる場面に限る
xhigh / high中規模の機能実装、パフォーマンス最適化、セキュリティ観点の確認
medium / low小さなバグ修正、定型的なコード生成、ドキュメント作成
autoモデルに任せる。通常はこれで十分

低いレベルのほうが安価です。難所以外は automedium で足ります。

既定のモデルとその推論強度はリリースごとに変わります。現在の状態は /effort status で確認してください。


/fewer-permission-prompts — 権限確認の削減

権限確認ダイアログを減らすため、許可リストの候補を提案させるコマンドです。組み込み Skill として提供されています。

/fewer-permission-prompts
  1. 過去のトランスクリプトを走査する
  2. 繰り返し実行されている読み取り専用の Bash コマンドと MCP ツールコールを分析する
  3. 許可リストを優先度付きで提案する
  4. 承認すると .claude/settings.json へ追記される

追記される設定の例

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(cat:*)",
      "Bash(ls:*)",
      "Bash(git status:*)",
      "Bash(npm run test:*)"
    ]
  }
}

作業が進むほど繰り返しのパターンが増えるので、定期的に実行すると自動化の範囲が広がります

なお、以前は /less-permission-prompts という名前でした。現行のコマンドリファレンスに旧名の記載はありません(別名として残っているかは確認できていません)。うまく反応しない場合は /help で現在の名前を確認してください。


/tui — レンダリング方式の切り替え

/tui              # 現在のレンダラを表示
/tui fullscreen   # フルスクリーン表示に切り替え
/tui default      # 通常表示に戻す

フルスクリーン表示では画面のちらつきが減り、長い出力でも読みやすくなります。

v2.1.239 以降に初回起動した端末では、フルスクリーンが既定です。通常表示に戻したい場合は /tui default を実行してください。

q はフルスクリーンの解除キーではなく、transcript mode を抜けるキーです。混同しやすいので注意してください。


権限まわりの関連コマンド

/fewer-permission-prompts と合わせて押さえておくと運用が楽になります。

コマンド用途
/permissions許可・拒否ルールの確認と編集。Auto mode の設定タブもここに統合された
/auto-mode-setupAuto mode 用の環境設定を生成する
/doctor(別名 /checkupセットアップの総合点検。認証・権限・MCP・拡張の状態をまとめて確認

/doctor は以前インストール診断に近い役割でしたが、現在はセットアップ全体の点検コマンドになっています。「なんだか動かない」ときの最初の一手として使えます。


参考リンク