Codex 週次まとめ(9/22〜9/25) — サンドボックス隔離の穴が3か所塞がれ、音声会話と worktree が既定 ON になった
2026-09-22 から 09-25 の OpenAI Codex(0.156.0 / 0.156.1 / 0.157.0 / rust-v0.157.1)をまとめる。窓内の stable は4件で、うち2件はホットフィックス相当の小さな追随である。0.156.0 が今週の本体で、サンドボックス隔離の穴を3か所塞いだ。Windows の受信接続、Linux と macOS の特権ソケット、読み取り専用 macOS ファイルハンドル経由の書き込みである。同じ版で音声会話と worktree サポートが既定で有効になり、フルスクリーンUI の /tui、利用状況ダッシュボードの /usage、ローカル背景サーバーの /daemon が入った。0.156.1 はモデルピッカーへ GPT-6 Sol と Luna を追加し、レート制限時のプロンプトから Luna を推奨する。0.157.0 は GPT-6 系を Amazon Bedrock 経由でも使えるようにし、フルスクリーン transcript を既定化、会話の fork に対応した。rust-v0.157.1 はリリース本文そのものが公開されていない。
ニュース原文を読む ↗今週の要点
更新してください。サンドボックスの隔離に3か所の穴がありました。
隔離を抜ける経路が3つ塞がれました (0.156.0)。Windows の受信接続、Linux と macOS の特権ソケット、読み取り専用として渡した macOS ファイルハンドル経由の書き込みです。いずれも「サンドボックスの中で動いているつもりの処理が、外へ出られた」型で、サンドボックスを前提に権限を緩めている運用ほど影響が大きい箇所です。
既定値が2つ同時に変わりました (0.156.0)。音声会話(F8 でトグル、/voice settings でピッカー。Linux と Windows にはオーディオランタイムが同梱)と worktree サポートが既定で有効になりました。利用者が何も設定しなくても挙動が変わります。 マイクを使わせたくない環境、worktree を前提にしていない手順書がある場合は、更新前に確認してください。
レート制限に当たったとき、安いモデルへ誘導されます (0.156.1)。モデルピッカーに GPT-6 Sol と GPT-6 Luna が加わり、上限に達したときのプロンプトが Luna を推奨します。作業は止まりませんが、モデルが変わったことに気づかないまま出力品質が変わりうる点は把握しておいてください。
それ以外に対応が要るものはありません。 今週の stable は4件ですが、0.156.1 と rust-v0.157.1 は小さな追随です。
変更一覧
サンドボックスと隔離 — Windows の受信接続、Linux / macOS の特権ソケット、読み取り専用 macOS ファイルハンドル経由の書き込みという3つの隔離の穴を修正 (0.156.0)。
既定値の変更 — 音声会話と worktree サポートが既定で有効 (0.156.0)。フルスクリーン transcript が既定になり、Shift クリックでの選択範囲拡張に対応 (0.157.0)。非推奨の friendly / pragmatic パーソナリティ設定が応答スタイルを選ばなくなった旨をドキュメントで明確化 (0.156.0)。
モデルと調達経路 — モデルピッカーへ GPT-6 Sol / GPT-6 Luna を追加し、レート制限時のプロンプトから Luna を推奨 (0.156.1)。GPT-6 Sol / Luna を Amazon Bedrock 経由でも利用可能に (0.157.0)。どのモデルが使えるかが技術判断ではなく契約経路で決まる組織には、後者のほうが効きます。
TUI と操作 — /tui で次回起動時のフルスクリーンUI を選択(トランスクリプト検索、マウス選択、右クリックコピー)。/usage でアカウント利用状況・トークン総量・プラグインとスキルの稼働状況を表示。agent command center でタスクを状態で絞り込み、worktree セッションを作成。ターミナルテーマ6種、Mermaid 図と数式の応答内描画 (0.156.0)。会話の fork(F、下書きを保持)と background-server セッションでの /import (0.157.0)。
デーモンと背景サーバー — /daemon でローカルの背景サーバーを更新、--no-daemon で迂回 (0.156.0)。条件を満たす対話セッションで背景サーバーを自動起動 (0.157.0)。
修正 — ターン失敗・中断・サブエージェント完了時のストリーム応答とプランの保持、tmux / SSH でのクリップボード転送、プロキシ経由のログイン回復、OAuth discovery が 503 を返したときの MCP 資格情報更新 (0.156.0)。
拾わなかったもの
rust-v0.157.1(09-25)は、リリース本文そのものが公開されていません。 公式ページは “Release highlights could not be determined” と表示しており、ページの読み込み失敗ではなく記載が無い状態です。内容は推測しません。 alpha リリースは規約により件数のみの扱いで、内容には触れていません。窓内では 0.155.0-alpha.16.x、0.156.0-alpha、0.157.0-alpha、0.158.0-alpha 系が日をまたいで積み上がっています。全件は公式 Releases を参照してください。