OpenAI Codex

Codex 週次まとめ(8/24〜8/29) — 権限を絞ったのに古い判定が承認していた問題と、`/cd` でサンドボックスを緩められた問題が修正された

2026-08-24 から 08-29 の OpenAI Codex(0.149.1 / 0.150.1 / 0.151.0)をまとめる。中心は 0.151.0 の権限・サンドボックス修正である。権限状態が変わったあとも古い Guardian の分類が動作を承認してしまう問題、`/cd` がサンドボックス制限を弱められる問題、復元した権限プロファイルが TUI のターンをまたいで保持されない問題が同時に直った。リモートサンドボックスの強制も、実行側の実際のホームディレクトリ・OS・パス規約を使うよう改善されている。機能面では、起動の遅い任意 MCP サーバー向けのツール探索猶予期間と、拡張が MCP のツール結果をモデルへ渡す前に検査・置換できる仕組みが入った。ネストしたサブエージェントのトークン使用量がルートの goal 予算へ算入されるようになった点も、コスト管理に効く。

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今週の要点

権限を絞る運用をしているなら、0.151.0 へ更新してください。 今週の修正は、いずれも「絞ったはずの権限が効いていない」形のものです。

権限を変えても古い判定が承認していました (0.151.0)。権限状態が変わったあとに、古い Guardian の分類が動作を承認してしまう問題が修正されました。権限を絞る操作をしたのに、その前の判定結果でそのまま通っていたということです。設定を変えた実績があるなら、変えた内容が実際に効いていたかは別途の確認対象になります。

/cd でサンドボックス制限を緩められました (0.151.0)。作業ディレクトリを移す操作が、境界そのものを動かせていました。あわせて、復元した権限プロファイルが TUI のターンをまたいで保持されるよう修正され、リモートサンドボックスの強制が、実行側の実際のホームディレクトリ・OS・パス規約を使うよう改善されています。

拡張が MCP の結果を書き換えられるようになりました (0.151.0)。これは新機能ですが、両刃です。マスキングや整形に使える一方、第三者製の拡張がモデルへの入力を静かに書き換えられるということでもあります。拡張をどこまで信用するかを、導入前に決めてください。

変更一覧

権限とサンドボックス — 権限変更後の古い Guardian 分類による承認の修正、/cd によるサンドボックス制限の弱体化の修正、復元した権限プロファイルの TUI ターン跨ぎでの保持、リモートサンドボックス強制の実行環境準拠化 (0.151.0)。

MCP と拡張 — 任意(optional)MCP サーバーからのツール探索に設定可能な猶予期間を追加し、起動の遅いサーバーのツールが取りこぼされる問題に対処。拡張が MCP のツール実行結果をモデルへ渡す前に検査・置換可能に。プラグインカタログがリポジトリ単位の設定を統合し、不正なプロジェクトマーケットプレイスを、正常なプラグインを隠さずに報告するよう変更 (0.151.0)。app-server 応答で MCP のツール/リソースエラーの構造が保たれるように (0.151.0)。

コスト管理ネストしたサブエージェントのトークン使用量がルートの goal 予算へ算入されるようになりました (0.151.0)。階層が深いほど実コストが見えなくなる状態が解消されます。リモート compaction が保持している画像をトークン予算に算入し、必要に応じて古い画像から間引くようになりました (0.150.1)。画像を多く含む長いセッションで、予算計算が実態に合います。

モデル切替 — モデルの切り替えとフォールバック時に、ツールの可用性と reasoning effort が正しく保たれるよう修正 (0.151.0)。

拾わなかったもの

テレメトリ追加などの内部改善は省きました。0.149.1 は、GitHub Releases・learn.chatgpt.com のいずれにも変更内訳の記載がなく、公式に説明された変更として書ける内容がありません(比較リンクのみ)。ここでは推測で埋めていません。窓内には alpha が多数出ていますが、stable のみを対象にしています。全件は公式リリースページを参照してください。

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