Claude Code

Claude Code 週次まとめ(9/28〜10/3) — 資格情報がログに残る経路が5つ、効いていなかった権限ルールが8件塞がれた

2026-09-28 から 10-03 の Claude Code(2.1.284 / 285 / 286 / 287 / 288 / 289)をまとめる。今週の中心は2つで、どちらも更新しないと塞がらない。1つは資格情報がログとトランスクリプトに残る経路の修正5件(2.1.286)。MCP エラーメッセージでの露出、Bearer トークンの部分マスク、不可視文字を含む秘匿値、URL パスワードの特殊文字と IPv6、伏せ字後の不正 JSON である。もう1つは、書いてある deny / ask ルールが効いていなかった抜け穴の修正8件(2.1.284 で4件、2.1.289 で4件)。複合シェルコマンドの入れ子部分、環境変数を前置したコマンド、裸の変数代入、シンボリックリンク経由の IDE 参照、managed settings 下でのプラグイン自己承認などが含まれる。あわせて 2.1.284 で auto mode が全プラン・全プロバイダーで既定になり、既定 Sonnet が Sonnet 5.5 へ変わった。2.1.287 は OpenTelemetry の user_prompt イベントに prompt の複製である prompt_text を追加しており、prompt をマスクしている組織は追加対応が必要になる。

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今週の要点

更新してください。資格情報の露出と権限ルールの抜け穴で、合わせて13件の修正が入っています。

資格情報がログとトランスクリプトに残っていました (2.1.286)。MCP のエラーメッセージが値を露出していた、パーセントエンコードされた Bearer トークンが部分的にしかマスクされていなかった、不可視文字を含む秘匿値がマスク済みログに現れていた、URL のパスワード伏せ字が特殊文字と IPv6 アドレスで失敗していた、伏せ字処理後にフィードバック用トランスクリプトへ不正な JSON 行が入っていた。5件すべて「ログ側に残る」型です。 更新すれば塞がりますが、ログを外部へ転送している場合は、それまでの範囲の確認も必要です。

書いてある権限ルールが効いていませんでした (2.1.284, 2.1.289)。複合シェルコマンドの入れ子部分、環境変数を前置した破壊的コマンド(公式例は TZ="$HOME" 付きのビルド成果物削除)、裸の変数代入がコマンドの前に来る形で deny / ask が素通りしていました。Read の deny ルールがシンボリックリンク経由で IDE から参照・変更されたファイルに効いていませんでした(以上 2.1.289)。さらに managed settings の allowManagedPermissionRulesOnly 下で、プラグインが allowed-tools により自分のツールを自己承認できていた、プロジェクト外から .claude/rules へリンクされたルールが承認プロンプトなしにスキップされていた(以上 2.1.284)。ルールを書いた時点では、まだ安全だと言えません。

OpenTelemetry で prompt をマスクしている組織は追加対応が必要です (2.1.287)。user_prompt イベントに prompt の複製である prompt_text が増えました。マスキングをキー名の列挙で実装している場合、更新で静かに穴が開きます。

何もしなくても変わるものが2つあります (2.1.284)。auto mode が全プラン・全プロバイダーで既定になり(permissions.defaultMode は従来どおり優先)、既定 Sonnet が Sonnet 5.5 へ移りました。

変更一覧

資格情報とログ — MCP エラーメッセージでの資格情報露出、Bearer トークンの部分マスク、不可視文字を含む秘匿値、URL パスワードの特殊文字と IPv6、伏せ字後の不正 JSON 行の5件を修正 (2.1.286)。

権限ルールとサンドボックス — 複合コマンドの入れ子部分・環境変数の前置・裸の変数代入での deny / ask 素通り、Read deny ルールのシンボリックリンク経由の取りこぼし (2.1.289)。managed settings 下でのプラグイン自己承認、.claude/rules へのシンボリックリンク経由のルール読み込み、ANTHROPIC_FOUNDRY_RESOURCE の未検証補間、MEMORY.md と recall メモの不可視文字・擬似マークアップの無害化 (2.1.284)。

既定値の変更 — auto mode を全プラン・全プロバイダーで既定化、既定 Sonnet を Sonnet 5.5 へ。auto mode のプロンプトに「Yes, but ask again next time」を追加 (2.1.284)。

組織統制 — CLAUDE_CODE_DISABLE_WEB_FETCH による WebFetch の無効化 (2.1.285)。ユーザーがインストールした plugin が、組織管理下の MCP サーバーのサインインツールの説明文を書き換えられる問題を修正 (2.1.289)。プラグインのインストールが git / folder 由来の npm ソースを拒否 (2.1.286)。

テレメトリ — user_prompt イベントへ prompt_text(prompt の複製)を追加 (2.1.287)。

可用性 — 既定モデルが利用不可のとき全ターンが失敗していた問題を修正し、1つ前のティアで再試行。フォールバック通知にコンテキストウィンドウの縮小を表示。API リトライをモデル呼び出しごとの上限へ変更 (2.1.286)。

課金の可視化 — /usage とステータスラインに Claude apps gateway の支出上限を金額で表示(rate_limits.spend_limit に used_usd / limit_usd / period)(2.1.284)。

mods とプラグイン — mods を導入(公式ブログの独立発表として単独記事で扱ったため、ここでは版数の対応だけ記す)と組み込み mod You should know (2.1.287)。mods へ $.ui.selection() を追加 (2.1.288)。agent.spawn、plugin hook をまたぐ一貫した agent id、$.agent.list() の idle / waiting 状態 (2.1.289)。plugin / mod の不具合がセッション全体を落とす経路を個別に封鎖(描画例外、高さゼロ領域、非同期例外、未知の枠線スタイル)(2.1.289)。

MCP — /mcp reconnect all (2.1.284)。URL プロンプト対応(2025-11-25 プロトコル。接続できなくなったサーバーには "bareElicitationCapability": true を追加)(2.1.287)。追加の OAuth スコープ要求時の再認証プロンプト (2.1.288)。

運用と操作 — 権限プロンプトに「2 of 5」の件数表示 (2.1.286)。claude --desktop (2.1.285)。クラウドセッションへ組み込みの gh api、/code-review の --max-findings <n>|all、Ctrl+C で消したプロンプトの復元 (2.1.288)。agents ビューの n:<text> フィルタ (2.1.287)。

拾わなかったもの

VS Code 拡張のブックマークと question card、サブエージェントの表示まわりの修正、--bare の挙動変更、plugin list / plugin eval / plugin update の古いコピー表示など、表示と内部改善の修正が多数あります。全件は公式 CHANGELOG を参照してください。

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