Claude Code

Claude Code 週次まとめ(6/1〜6/7) — 組織がバージョンを強制できるようになり、deny ルールが glob に対応した

2026-06-01 から 06-07 の Claude Code(v2.1.162 / 163 / 165 / 166 / 167)をまとめる。統制まわりの追加が続いた週で、managed settings に `requiredMinimumVersion` / `requiredMaximumVersion` が入り、許可範囲外のバージョンでは起動を拒否できるようになった。deny ルールはツール名位置で glob を使えるようになり、`"*"` で全ツール拒否を書ける。`fallbackModel` で過負荷時に試す代替モデルを最大3つ指定できる。権限ルールの取りこぼし修正も多く、WebFetch のプリ承認ドメイン、Windows のパス表記差、`$HOME` 経由参照の deny が順に直っている。

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今週の要点

権限ルールを敷いている組織は、既存ルールの効き方を確認してください。 この週は「書いたつもりのルールが効いていなかった」種類の修正が集中しました。WebFetch の権限ルールがプリ承認ドメインに適用されない、Windows でバックスラッシュ表記や大文字小文字の差でマッチしない、ホームディレクトリ配下の deny ルール(Read(~/Desktop/**) など)が $HOME 経由で参照する Bash をブロックしない、起動中に管理設定を取得し終えたときに組織の権限ルールがセッション全体へ適用されない——いずれも設定は書けていたのに守られていなかったケースです (2.1.162, 2.1.163)。

バージョンを揃えたい組織には requiredMinimumVersion / requiredMaximumVersion が入りました (2.1.163)。managed settings で許可範囲を決め、範囲外では起動を拒否して承認済みバージョンへ誘導できます。

変更一覧

統制 — バージョン強制 (2.1.163)。deny ルールがツール名位置で glob を受け付け、"*" で全ツール拒否を書けるようになりました。allow ルールは非 MCP の glob を拒否し、deny の未知ツール名は起動時に警告します (2.1.166)。無効なエントリを含む managed settings が、残りの有効なポリシーまで黙って無効化していた問題も直りました。

モデルfallbackModel で過負荷・利用不可時に順次試す代替モデルを最大3つ設定でき、--fallback-model が対話セッションにも適用されます。想定外の非リトライ可能エラーではフォールバックモデルで1回だけ再試行します(認証・レート制限・リクエストサイズ・トランスポートエラーは即座に表面化)(2.1.166)。MAX_THINKING_TOKENS=0--thinking disabled が、既定で thinking するモデルに対しても効くようになりました。

セッション間メッセージSendMessage で中継されたメッセージはユーザー権限を持ちません。受信側は中継された権限要求を拒否し、auto モードではブロックします (2.1.166)。複数セッションを連携させる構成で、中継経由の権限昇格を防ぐための前提です。

hooks と skills — Stop / SubagentStop hooks が hookSpecificOutput.additionalContext を返してターンを継続できるようになりました(hook エラー扱いになりません)(2.1.163)。skills のコマンド本文では \$ エスケープが使えます。

表示と CLI — スラッシュコマンドのクリックが「即実行」から「プロンプト挿入」に変わりました (2.1.162)。Remote Control は起動メッセージではなく永続フッターのピル表示になり、/plugin list/btw のコピー操作が追加されています (2.1.163)。

拾わなかったもの

claude -p の永久ハング、CI 環境での Bedrock / Vertex / Foundry の認証エラー、JetBrains IDE のちらつき、macOS の --bg-pty-host 暴走など、環境依存の修正が多数あります。全件は公式 CHANGELOG を参照してください。

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