Claude Code v2.1.169:--safe-mode・/cdコマンド・MCPポリシー修正
Claude Code v2.1.169 がリリースされた。全カスタマイズ(CLAUDE.md・プラグイン・スキル・フック・MCP サーバー)を無効化して起動する `--safe-mode` フラグ(`CLAUDE_CODE_SAFE_MODE`)が加わり、設定起因の不具合を素早く切り分けられるようになった。あわせて、プロンプトキャッシュを壊さずセッション中に作業ディレクトリを移す `/cd` コマンド、バンドル済みスキル・ワークフロー・組み込みスラッシュコマンドをモデルから隠す `disableBundledSkills` 設定を追加。さらに、エンタープライズ管理 MCP ポリシー(`allowedMcpServers`/`deniedMcpServers`)が再接続時・IDE 入力設定・`--mcp-config`・インストール直後の初回セッション・リモート設定読込前に適用されない問題を修正し、信頼されていないプロジェクト設定が trust 確認なしに OTEL クライアント証明書パスを設定できた問題も塞いだ。macOS の UI スタール、Windows の `claude -p` ハングなど修正多数。
ニュース原文を読む ↗要約
Claude Code v2.1.169 がリリースされました。今回の目玉は、全カスタマイズを無効化して起動する --safe-mode フラグ(環境変数 CLAUDE_CODE_SAFE_MODE)です。CLAUDE.md・プラグイン・スキル・フック・MCP サーバーをまとめて無効にして立ち上げられるため、「どの設定が原因で挙動が崩れているのか」をすばやく切り分けられます。
加えて、プロンプトキャッシュを壊さずにセッション中の作業ディレクトリを移す /cd コマンド、バンドル済みスキル・ワークフロー・組み込みスラッシュコマンドをモデルから隠す disableBundledSkills 設定が追加されました。
セキュリティ面では、エンタープライズ管理 MCP ポリシー(allowedMcpServers/deniedMcpServers)が一部の経路で適用されない問題の修正が入っています。
何が変わったか
--safe-mode(CLAUDE_CODE_SAFE_MODE): CLAUDE.md・プラグイン・スキル・フック・MCP サーバーを全無効化して起動。設定起因の問題切り分け用。/cdコマンド: プロンプトキャッシュを壊さずにセッション中の作業ディレクトリを変更。disableBundledSkills(CLAUDE_CODE_DISABLE_BUNDLED_SKILLS): バンドル済みスキル・ワークフロー・組み込みスラッシュコマンドをモデルから隠す。claude agents --jsonが blocked / 直後 dispatch のセッションを含むよう修正。--all(完了セッションも含む)、id/stateフィールドを追加。/workflowsがターン進行中でも即座に開く。TaskCreateの信頼性向上(不正入力の自動修復)。- 「CLAUDE.md が長すぎる」警告の閾値がモデルのコンテキストウィンドウに応じてスケール。
- 主な修正: エンタープライズ管理 MCP ポリシーの適用漏れ(再接続・IDE 入力設定・
--mcp-config・初回セッション・リモート設定読込前)、macOS の各ターン開始時 ~30-50ms UI スタール、Windows のclaude -pハング(2.1.161 由来)、信頼されていないプロジェクト設定による OTEL クライアント証明書パス設定、Vertex/Foundry のアイドルタイムアウト復活。
業務インパクト(一般企業向け)
--safe-mode は、社内で CLAUDE.md・フック・MCP を作り込んでいる組織ほど効きます。挙動が崩れたときに「素の状態」へ即座に戻して切り分けられるため、サポート対応や原因調査の初動が速くなります。disableBundledSkills は、社内標準のスキルセットだけをモデルに見せたい場合の絞り込みに使えます。
エンタープライズ管理 MCP ポリシーの適用漏れ修正は、MCP 接続先をガバナンスで統制している環境では見落とせません。再接続時やインストール直後の初回セッションでポリシーが効かない状態は、許可していない MCP サーバーへの接続を一時的に許してしまうリスクがあり、その穴が塞がれました。OTEL クライアント証明書パスの trust 確認漏れ修正も、テレメトリ経路のセキュリティに関わります。
副業・個人活用視点
個人利用では、/cd が複数プロジェクトを横断する作業で便利です。プロンプトキャッシュを保ったままディレクトリを移せるので、リポジトリを行き来するたびにキャッシュが作り直される無駄を避けられます。--safe-mode は、自作のフックやスキルを試していて挙動が不安定になったときの「とりあえず素に戻す」手段として手元に置いておくと安心です。macOS の UI スタールや Windows の claude -p ハング修正は、日常的に使う人の体感品質を地味に底上げします。