Claude Code

Claude Code v2.1.163:バージョン強制・HooksのadditionalContext・CI修正

Claude Code v2.1.163 がリリースされた。組織の管理設定で許可バージョンの範囲を強制できる `requiredMinimumVersion` / `requiredMaximumVersion` が加わり、範囲外のバージョンでは起動を拒否して承認済みバージョンへ誘導する。あわせて、インストール済みプラグインを一覧表示する `/plugin list`(`--enabled`/`--disabled` フィルタ付き)、Stop / SubagentStop hooks が `hookSpecificOutput.additionalContext` を返して hook エラー扱いにならずターンを継続できる仕組み、Skills の `\$` エスケープ構文、stdio MCP サーバーへの `CLAUDE_CODE_SESSION_ID` 引き渡し(--resume 時)などを追加。`claude -p` の永久ハング、Bedrock/Vertex/Foundry の CI 起動失敗、bazel/EDR 下の `$TMPDIR` 回帰、Windows の EEXIST、org 管理権限がセッション全体に適用されない問題など、修正も多数含む。

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要約

Claude Code v2.1.163 がリリースされました。今回は管理者向けのガバナンス機能と Hooks の拡張が目立ち、加えて起動・権限・プラットフォーム回りの不具合修正が多数入っています。

特に注目は、組織の管理設定で許可するバージョンの範囲を強制できる requiredMinimumVersion / requiredMaximumVersion です。範囲外のバージョンでは Claude Code が起動を拒否し、ユーザーを承認済みバージョンへ誘導します。検証済みバージョンの統制を求められる企業環境で効きます。

あわせて、Stop / SubagentStop hooks が hookSpecificOutput.additionalContext を返せるようになり、hook エラーとして扱われずに Claude へフィードバックを渡してターンを継続できます。フックを「処理を止めるガード」ではなく「文脈を足す補助」として使えるようになりました。

何が変わったか

  • バージョン強制(managed settings): requiredMinimumVersion / requiredMaximumVersion を指定でき、許可範囲外では起動を拒否し承認済みバージョンへ誘導。
  • /plugin list: インストール済みプラグインを一覧表示。--enabled / --disabled フィルタ付き。
  • /btw に「c to copy」: 回答の生 Markdown をクリップボードへコピーし、貼り付け先で書式を保持。
  • Hooks: Stop / SubagentStop hooks が hookSpecificOutput.additionalContext を返してターンを継続できる(hook エラー扱いにならない)。
  • Skills: コマンド本文で数字の前にリテラルの $ を入れる \$ エスケープ構文を追加。
  • MCP: stdio MCP サーバーが --resume 時に hooks / Bash と同じ CLAUDE_CODE_SESSION_ID を受け取る。
  • 主な修正:
    • claude -p が最終結果後に永久ハングする問題(バックグラウンドシェルを stdin クローズ後 ~5 秒で停止)。
    • CI=true かつ Anthropic API キー未設定の Bedrock / Vertex / Foundry で claude -p が「ANTHROPIC_API_KEY required」で失敗する問題。
    • bazel・EDR 保護下の Go ワークフローで $TMPDIR 上書きにより Bash が失敗する回帰(2.1.154 由来)。
    • Windows で session-env ディレクトリが読み取り専用 / OneDrive 配下のとき EEXIST で Bash が失敗する問題。
    • 起動中の管理設定取得完了時に、org 管理の権限ルールがセッション全体へ適用されない問題。
    • ホームディレクトリパスの deny ルール(例 Read(~/Desktop/**))が $HOME 経由参照の Bash をブロックしない問題。

業務インパクト(一般企業向け)

requiredMinimumVersion / requiredMaximumVersion は、バージョンガバナンスを敷く組織にとって実用的です。脆弱性対応や挙動検証の都合で「この帯のバージョンだけ使わせたい」という要件を、管理設定で強制できます。未承認版での起動を止め、承認済みバージョンへ誘導するため、現場任せのアップデート運用から脱却できます。

org 管理の権限ルールがセッション全体に適用されない問題の修正も、権限ガバナンスを敷く環境では見落とせません。フックの additionalContext は、社内ポリシーチェックやレビュー補助を「会話を止めない形」で差し込めるため、ガード処理を業務フローへ自然に組み込めます。

副業・個人活用視点

個人・フリーランス利用では、claude -p の永久ハング修正と、Bedrock / Vertex / Foundry を CI で使う際の起動失敗修正が効きます。自動化スクリプトや CI パイプラインに claude -p を組み込んでいる場合、最終結果後に固まる / API キー要求で落ちる、といったハマりが解消します。/plugin list は導入プラグインの棚卸しに、/btw の「c to copy」は回答を書式付きで他ツールへ持ち出す際に便利です。

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