GitHub Copilot

GitHub Copilot に Grok 4.5 が追加、50万トークン対応でBusiness/Enterpriseはデフォルトオフ

xAI(SpaceXAI)の推論モデル Grok 4.5 が GitHub Copilot で利用可能になった。最大50万トークンのコンテキストウィンドウ、テキストと画像の入力、low/medium/high の推論努力レベル設定に対応する。Copilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterprise が対象で、VS Code、Visual Studio、Copilot CLI、cloud agent、Copilot app、JetBrains、Xcode、Eclipse の各クライアントで選べる。Business / Enterprise では管理者が Copilot 設定で Grok 4.5 ポリシーを有効化する必要があり、このポリシーはデフォルトでオフになっている。

ニュース原文を読む ↗

要約

xAI(SpaceXAI)の推論モデル Grok 4.5 が GitHub Copilot で利用可能になりました。Grok 4.5 自体は 2026-07-16 に xAI が発表したモデルで、今回の changelog は Copilot 側での提供開始にあたります。

GitHub は Grok 4.5 を「高速でエージェント的なコーディングおよび複雑なマルチステップワークフロー向けに設計された xAI の最新推論モデル」と位置づけています。スペック面では最大 50 万トークンのコンテキストウィンドウ、テキストと画像の入力対応、そして low / medium / high の推論努力レベル設定が特徴です。推論努力レベルを切り替えられるため、軽い補完には low、設計を伴う変更には high といった使い分けができます。

対象プランは Copilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterprise の5つ。クライアント側の対応は広く、Visual Studio Code、Visual Studio、Copilot CLI、GitHub Copilot cloud agent、GitHub Copilot app、JetBrains、Xcode、Eclipse で選択できます。

運用上の注意点として、Copilot Enterprise と Copilot Business の管理者は Copilot 設定で Grok 4.5 ポリシーを有効化する必要があり、このポリシーはデフォルトでオフです。組織で使いたい場合は管理者作業が前提になります。

Copilot は 2026-07-21 に Gemini 3.6 Flash、07-24 に Claude Opus 5 を追加しており、今回で1週間強のうちに3つ目のモデル追加となります。

何が変わったか

  • Copilot のモデル選択肢に Grok 4.5 が追加
  • 最大 50 万トークンのコンテキストウィンドウ
  • テキストと画像の入力に対応
  • 推論努力レベルを low / medium / high から選択可能
  • 対象プラン: Copilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterprise
  • 対象クライアント: VS Code、Visual Studio、Copilot CLI、Copilot cloud agent、Copilot app、JetBrains、Xcode、Eclipse
  • Business / Enterprise 管理者は Copilot 設定で Grok 4.5 ポリシーを有効化する必要がある(デフォルトはオフ)

業務インパクト(一般企業向け)

実務上いちばん効くのは 50 万トークンのコンテキストウィンドウです。モノレポや大規模な既存システムを扱うチームでは、関連ファイルをまとめて読ませたうえで変更方針を立てる使い方ができます。推論努力レベルを選べる点も、コストと速度のバランスを開発フェーズごとに調整できるという意味で実務的です。

一方で管理者にとっては、ここ1週間で3つ目のモデル追加であり、そのたびにポリシー有効化の判断が発生している状態です。「新モデルはデフォルトでオフ」という設計自体は安全側に倒れた妥当なものですが、モデル追加の頻度を踏まえると、都度個別に判断するのではなく「どのベンダーのモデルを許可するか」「レビューにどれくらい時間をかけるか」を運用ルールとして先に決めておく方が現実的です。

xAI のモデルを社内で許可するかどうかは、コードやプロンプトの送信先が増えることを意味します。既存のベンダー審査・データ取扱いの基準に照らして判断する必要があり、Claude や Gemini を承認済みだからといって自動的に通る話ではありません。デフォルトオフのまま据え置くという判断も十分にあり得ます。

副業・個人活用視点

Copilot Pro / Pro+ / Max を個人で契約している場合は管理者ポリシーの制約がないため、そのままモデルピッカーから選べます。追加課金なしで 50 万トークン級の選択肢が増えるかたちなので、まずは試して自分の作業との相性を見るのが早いでしょう。

副業で複数の案件を並行して扱う場合、案件ごとにコードベースの規模も求められる速度も違います。Grok 4.5 の推論努力レベルは、そこを1つのモデル内で調整できる仕組みです。既存コードの調査や仕様の読み解きには大きなコンテキストと high、定型的な実装には low、といった切り替えを試してみる価値があります。

なお Grok 4.5 は Cursor と共同でトレーニングされたと xAI が説明しており、Cursor でも全プランで使えます。普段 Cursor を使っている人は、同じモデルを Copilot 側でも指名できるようになった、という捉え方ができます。

github-copilot grok model enterprise