Google Workspace

Google Workspace、CSE Slides を Vault / Takeout エクスポート後に PowerPoint へ変換可能(ベータ)— Enterprise Plus / Education Standard・Plus / Frontline Plus / Assured Controls 系対象、CSE Office Interop beta 登録が前提

Google は 2026-05-29 公開の Workspace Updates Blog で、**クライアントサイド暗号化(CSE: Client-Side Encryption)された Slides を Vault または Data Takeout でエクスポートしたあとに PowerPoint 形式へ変換** できる機能をベータ提供開始した。これまで CSE Documents・CSE Sheets では同等の変換機能が提供されていたが、**Slides まで対応領域が広がった** ことで CSE で運用している Office Suite 全体が Vault / Takeout → PowerPoint / Word / Excel に揃ったことになる。対象プランは **Enterprise Plus、Education Standard / Plus、Frontline Plus、Assured Controls、Assured Controls Plus**。利用には管理者が **CSE Office Interop beta** プログラムに登録され、Google から承認される必要がある。承認済み組織はベータ機能が即時利用可能、新規申請組織は承認時点から利用可。Vault エクスポートで取り出した CSE Slides を復号して `.pptx` に変換でき、Data Takeout 経由のユーザー単位エクスポートにも対応する。これにより、ガバナンス / コンプライアンス要件下で **「Vault に残した暗号化データを後から別形式で取り出して利用継続する」** シナリオが Slides で完結する。退職者対応、訴訟対応 e-discovery、行政機関向けの長期保存データの形式変換など、CSE 運用組織の幅広いユースケースに直接効く改善。

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要約

Google は 2026 年 5 月 29 日に Workspace Updates Blog で、クライアントサイド暗号化(CSE: Client-Side Encryption)された Slides を Vault または Data Takeout でエクスポートしたあとに PowerPoint 形式へ変換 できる機能のベータ提供を発表しました。CSE Documents・CSE Sheets では既に同等の変換機能が提供されており、Slides まで対応領域が広がった ことで CSE で運用している Office Suite 全体が Vault / Takeout → PowerPoint / Word / Excel に揃いました。

対象

  • プラン: Enterprise Plus、Education Standard / Plus、Frontline Plus、Assured Controls、Assured Controls Plus
  • 管理者要件: “eligible Google Workspace admins” であること、かつ CSE Office Interop beta プログラムへの登録・Google からの承認

提供形態

  • ベータ提供開始(承認済み組織は即時利用可能、新規申請組織は承認時点から利用可)。
  • Rapid Release / Scheduled Release 両ドメイン対象。

何が変わったか

  • CSE Slides を Vault エクスポートで取り出し → 復号して PowerPoint (.pptx) 形式へ変換可能。
  • Data Takeout 経由でユーザー単位のエクスポートにも対応。
  • CSE Documents・CSE Sheets と同等の Office 互換変換が Slides にも提供。
  • 対象は Enterprise Plus / Education Standard・Plus / Frontline Plus / Assured Controls / Assured Controls Plus。
  • 利用には CSE Office Interop beta への登録と承認が必要。

業務インパクト(一般企業向け)

CSE を業務利用している 規制業種(金融・医療・公共・防衛)Assured Controls 系プラン を採用している組織にとって、これまで「Slides は CSE を使うと Vault / Takeout 後に閉じた形式でしか取り出せない」という制約が解ける改善です。

法務 / 監査 / 退職対応 の e-discovery プロセスで、CSE Slides の証跡を PowerPoint に変換して関係者に共有できるようになるため、社外への開示プロセスを既存の Office 互換ワークフローに統合 できます。これまで CSE Slides の社外開示には「個別復号 + 別形式変換」のアドホックな手順が必要でしたが、Vault → Takeout → .pptx 変換が標準的に通せるようになりました。

CSE Documents・CSE Sheets と同等の運用パターンを Slides にも適用できるため、CSE 全体のガバナンスポリシーを 1 本化 しやすくなります。社内 CSE ハンドブックの「Slides のみ例外扱い」だった節を消せます。

CSE Office Interop beta への登録が前提のため、まだ未登録の組織はベータ申請を 2026 年 6 月中に出す のが現実的なタイムラインです。承認には Google 側のレビューが入るため、四半期末に向けて準備するなら早めの申請を推奨します。

Education Standard / Plus / Frontline Plus も対象に含まれている点は、生徒・職員データを CSE で保護している教育機関 / 医療現場 / 公共セクター にとって地味だが重要な改善です。Slides 利用シーンの多い研修教材・カリキュラム資料・症例カンファ資料の 長期保存と相互運用性 が両立します。

副業・個人活用視点

CSE 自体が Enterprise Plus 以上の限定プラン で運用される機能のため、個人副業の直接適用は限定的です。ただし、Workspace 導入支援を副業で請けている個人コンサル にとっては「CSE 運用組織の Slides も含めた Office 互換可搬性が揃った」というメッセージを 2026 年 6 月以降の提案資料に組み込めます。

CSE 関連の社内ガバナンス改訂を支援する案件では、「CSE Office Interop beta 申請 → 承認 → 運用設計」 という具体的なステップを提案できるようになり、案件単価を上げやすくなります。Assured Controls 系の規制業種顧客を抱えている個人にとっては、四半期末に向けた提案ネタとして使い勝手が良い更新です。

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