Dify

Dify 1.16.0 — Dify Agent(Beta)が全ユーザー向けに標準搭載、OpenAI既定APIをResponsesに変更

Dify 1.16.0で、Linuxサンドボックス上でコード実行やツール呼び出しを行う「Dify Agent(Beta)」が全ユーザーに既定で有効化された。あわせてOpenAIプラグインの既定API種別がChat CompletionsからResponses APIへ変更され、GPT-5.6系列利用時の設定確認が必要になった。

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要約

Difyは2026-07-17、バージョン1.16.0をリリースしました。目玉はDify Agent(Beta)の「Open Beta」入りで、全ユーザーに既定で有効化されています。Linuxサンドボックス上でコード実行・シェルコマンドを行うエージェントで、ツール・APIを呼び出すSkillシステム、ワークスペース横断でエージェントを管理・再利用できるエージェントロスター、ファイル参照への対応を備えています。あわせて、OpenAIプラグインの既定API種別がChat Completions APIからResponses APIに変更されました。

何が変わったか

  • Dify Agent(Beta)が全ユーザーに既定で有効化(Linuxサンドボックス実行・Skillシステム・agentロスター)
  • UIビルダーに加え、対話しながらサンドボックス環境を構成しSkill・ファイルを作ってくれる**「agentを作るagent」**を提供
  • Dify Workflowへの統合に対応。既存のDify AgentをWorkflowノードとして呼び出す、またはインラインで一時的なagentを生成できる
  • Agent AppとしてWebアプリ公開も可能
  • OpenAIプラグインの既定API種別がChat CompletionsからResponsesに変更。新モデル系列(GPT-5.6系列)でのサポートが手薄なChat Completionsを避ける狙いで、既存のカスタムAPIキー設定がChat Completionsのままだと予期しないエラーが起きる可能性がある

業務インパクト(一般企業向け)

Dify Agent(Beta)により、コード実行を伴う定型作業(データ集計、簡易スクリプト実行、ファイル加工など)をノーコードに近い形でDify上に組み込めるようになります。Workflowノードとしても呼び出せるため、既存の業務フローの一部だけをエージェントに任せる、といった段階的な導入がしやすくなります。

重要な注意点として、公式ドキュメントでは「全Agentが同一サンドボックス上で動作するため、信頼できる悪意のないユーザーにのみ提供すること」という制約が明記されています。社外ユーザーや不特定多数に公開するアプリでの利用は避け、社内の限定メンバー向け運用から始めるのが安全です。

また、GPT-5.6系列などOpenAIの新しいモデルをDify経由で使っている企業は、OpenAIプラグインのAPI種別が既定でResponsesに切り替わったことで、既存のカスタムAPIキー設定がChat Completionsのまま固定されている場合にエラーが出ないか確認が必要です。

副業・個人活用視点

副業でDifyを使って業務効率化ツールやチャットボットを構築している場合、Dify Agent(Beta)はコード実行を伴う簡易な自動化(CSV加工、簡単な計算、ファイル変換など)をノーコードで組み込む選択肢になります。ただし、クライアント案件など複数人が使う環境で提供する際は、サンドボックス共有の制約を踏まえ、信頼できる利用者に限定するか、案件ごとに別ワークスペースを用意するといった配慮が必要です。

OpenAI連携を使う個人開発の場合も、既定API種別の変更を機に自分のカスタムAPIキー設定を一度見直しておくと、GPT-5.6系列への切り替え時にトラブルを避けられます。

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