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OpenAI、Broadcom と共同開発した初のカスタム AI 推論チップ「Jalapeño」を発表

OpenAI が Broadcom と共同開発した初の独自 AI 推論チップ「Jalapeño」を発表。LLM 推論専用 ASIC で、テープアウトまでの開発期間はわずか 9 ヶ月。Microsoft が初期生産の約 40% を購入予定。2026年末から展開開始。

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アップデート概要

OpenAI が 2026-06-24、Broadcom と共同開発した初の独自 AI チップ「Jalapeño」を発表した。LLM の推論(Inference)処理に特化した ASIC(特定用途向け集積回路)で、開発着手からテープアウトまでわずか 9 ヶ月という高速設計を実現した。ボード・ラック・システム統合は Celestica が担当。Microsoft が初期生産の約 40% を購入する見込みで、2026年末の展開開始を目指す。

主な内容

OpenAI 初の「自社設計チップ」

これまで OpenAI は NVIDIA の GPU に強く依存してきた。Jalapeño はその依存を段階的に減らす「フルスタック自社設計」戦略の核となるチップだ。

OpenAI President の Greg Brockman は「スタックをより多く自社設計することで、より効率的に多くの知能を提供し、AI の広範なアクセスへの推進を続けられる」とコメントしている。

9 ヶ月の高速設計 — AI で AI チップを作った

テープアウトまでの設計期間はわずか 9 ヶ月。OpenAI は「高性能半導体では最速」と主張する。設計プロセス自体に OpenAI の AI モデルを活用しており、「AI が AI チップを設計する」という実証例でもある。

詳細スペック(プロセスノード・HBM 構成・メモリ帯域など)は現時点で未公開で、技術レポートは別途公開予定とされている。

ギガワットスケールを想定した設計

Jalapeño はデータセンター規模の展開を前提に設計されており、「その後数年でギガワットスケールへ拡大」と OpenAI は明言している。Microsoft が初期生産の 40% を購入する見込みで、Azure での推論インフラ拡張に使われると見られる。

業務インパクト(一般企業向け)

エンドユーザーへの直接影響は 2026年末以降だが、OpenAI が推論インフラを自社設計・量産することで長期的に API 利用コストの低減が期待できる。ChatGPT や OpenAI API への依存が高い企業にとって、「OpenAI のコスト構造が変わる可能性」として中長期の調達計画に影響する話だ。

副業・個人活用視点

個人開発者・副業での OpenAI API 利用者への直接影響は当面少ない。ただし「API 料金が中長期で下がる可能性がある」という文脈として把握しておく価値はある。Apple Silicon への移行が Mac の電力効率と長期価格競争力を変えたように、チップの自社設計は基盤的なコスト構造を変える。

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