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ChatGPT デスクトップアプリ v26.727、閲覧履歴の検索と複数リポジトリの一括レビューに対応

ChatGPT デスクトップアプリ v26.727 が公開された。ブラウザではアドレスバーに直接入力して履歴からページを開き直したり Google 検索したりでき、タスク遂行時に ChatGPT が閲覧履歴を検索できるようになった。Chrome 拡張では開いているタブのメンション、ハイライトしたテキストのサイドチャットへの取り込み、YouTube 動画への質問に対応。複数フォルダを含むプロジェクトでは全リポジトリと変更行数を1ビューに表示し、切り替えなしで差分をレビューできる。生成画像は拡張ビューア(Focused view / Canvas view)で開き、コメント付与と対象を絞った編集指示を会話から離れずに行える。

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要約

ChatGPT デスクトップアプリの v26.727 が公開されました。更新は大きく3つの領域に分かれています。

ブラウザ機能の強化が1つ目です。アドレスバーに直接入力して、閲覧履歴からページを開き直したり Google 検索したりできるようになりました。加えて、タスクの遂行に過去に見たページを探す必要がある場合、ChatGPT 自身が閲覧履歴を検索できます。「先週見たあの記事」を人間が思い出せなくても、AI 側が履歴から辿れるということです。Chrome 拡張の側でも機能が増え、開いているタブをメンションする、ハイライトしたテキストをサイドチャットへ取り込む、YouTube 動画について質問する、といった操作に対応しました。

複数リポジトリのレビューが2つ目です。複数フォルダを含むプロジェクトで、すべてのリポジトリと変更行数を1つのビューに表示するようになりました。「Review」を選べば、レビューウィンドウを切り替えることなく複数リポジトリの差分を確認できます。フロントエンドとバックエンドを別リポジトリで持っている構成や、マイクロサービス的に分割されたプロジェクトで効いてきます。

画像生成の refinementが3つ目です。生成された画像は拡張ビューアで開くようになり、「Focused view」と「Canvas view」を選べます。画像にコメントを付ける、好みの画像を選ぶ、対象を絞った編集指示を出すといった操作を、会話から離れずに行えます。生成して終わりではなく、生成したものを見ながら部分的に直していく作業を、同じ画面の中で完結させる設計です。

このほか、サイドバーの新しいアクティビティビュー、Windows でのインストールの信頼性向上、全般的なパフォーマンス修正が含まれています。

何が変わったか

  • ブラウザのアドレスバーに入力して、閲覧履歴からの再訪問や Google 検索ができる
  • タスク遂行時に ChatGPT が閲覧履歴を検索できる
  • Chrome 拡張で開いているタブをメンションできる
  • Chrome 拡張でハイライトしたテキストをサイドチャットへ取り込める
  • YouTube 動画について質問できる
  • 複数フォルダを含むプロジェクトで、全リポジトリと変更行数を1ビューに表示
  • 「Review」から、ウィンドウを切り替えずに複数リポジトリの差分をレビューできる
  • 生成画像が拡張ビューアで開く(Focused view / Canvas view)
  • 画像へのコメント付与、好みの画像の選択、対象を絞った編集指示を会話内で実行できる
  • サイドバーに新しいアクティビティビュー
  • Windows インストールの信頼性向上、全般的なパフォーマンス修正

業務インパクト(一般企業向け)

注意して扱うべきは、閲覧履歴の検索です。これは AI がユーザーの行動ログを参照する機能であり、「何を入力するか」を利用者が制御できる従来のやり取りとは性質が異なります。業務端末のブラウザ履歴には、社内システムの URL、顧客名を含むページ、検討中の案件に関する調べ物などが混ざります。タスクのために履歴を検索する機能は便利ですが、参照範囲を利用者が把握しにくい構造でもあります。

現実的な対応は、業務プロファイルと個人プロファイルの分離、そして機能の有効/無効の方針を決めることです。ブラウザ機能全体を禁止するかどうかではなく、履歴検索という個別の機能について判断するのが妥当な粒度でしょう。同時期に Gemini Spark も Chrome のログイン済みセッションを使う統合を発表しており(2026-07-30)、ブラウザ上の情報と操作を AI に渡す機能は各社で同時に進んでいます。個別の製品ごとに判断するより、「ブラウザ上の何をどの AI に渡すか」という枠で方針を持つ方が管理しやすくなります。

複数リポジトリのレビューは、素直に作業導線が短くなる改善です。マイクロサービス構成やフロント/バックの分離では、1つの機能変更が複数リポジトリにまたがるのが普通です。従来はリポジトリごとにレビュー画面を切り替える必要があり、変更全体の把握に手間がかかっていました。1ビューで変更行数まで見える状態は、レビューの初手として実用的です。

画像生成の反復編集は、資料作成や広報素材の制作で効きます。生成 → 確認 → 部分修正という流れを1つの会話の中で回せるため、外部の編集ツールへ持ち出す回数が減ります。ただし、業務で使う画像の生成には権利や表現の確認が必要な場面があり、ツールの利便性が上がるほど確認工程を飛ばしやすくなる点は運用上の注意点です。

副業・個人活用視点

Chrome 拡張の機能追加は、日常の情報収集に直接効きます。開いているタブをメンションできるということは、「今見ているこれについて」と指示できるということです。URL をコピーして貼る手順が要らなくなります。ハイライトしたテキストをサイドチャットへ取り込む操作も同様で、読みながら気になった箇所をその場で掘り下げる流れが作れます。

YouTube 動画への質問は、動画で情報収集する人には大きい追加です。長い動画から必要な情報だけ取り出す作業は時間がかかります。質問して答えを得られるなら、視聴そのものを省略できる場面が増えます。技術系のカンファレンス動画やチュートリアルの内容確認と相性が良いはずです。

閲覧履歴の検索は、個人利用ではむしろ使いどころが多い機能です。「前に見た記事を探す」という作業は頻繁に発生し、かつブラウザの履歴検索は語句が正確でないと当たりません。AI が意図を汲んで探せるなら、実用性は高くなります。ただし、副業でクライアントの情報を扱っているなら、そのブラウザプロファイルで履歴検索を有効にするかは考えた方がよい点です。

画像の Canvas view / Focused view は、クライアント向けの素材を作る場面で使えます。生成した画像に対してコメントを付けながら修正指示を出せる構造は、そのままフィードバックのやり取りの形式に近いものです。自分で作る場合も、修正の意図を言語化しながら進められる分、あてずっぽうな再生成の回数が減ります。

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