AI Tools 2026年5月8日

Codex CLI スラッシュコマンド一覧:セッション内で使える 30 以上の組み込みコマンド

Codex CLI のセッション内で `/` から始まるスラッシュコマンドを公式ドキュメントに沿って整理。モデル切替・セッション管理・権限・ワークフロー・MCP/プラグイン・診断系を機能別に分類し、Skills(`$skill-name`)との使い分けまで 2026 年 5 月時点でまとめました。

要点

  • Codex セッションで / を入力するとコマンドメニューが開く(多数の組み込みコマンド)
  • モデル・パーソナリティ・パーミッション・サンドボックス・MCP・プラグイン・診断系を 1 ストロークで切り替え
  • 実行中のタスクがある間は Tab で次ターンにキューイング可能
  • カスタムワークフローは Skills($skill-name)やプラグイン経由が中心
  • /init で AGENTS.md の雛形を生成、/review で作業ツリーをレビュー、/permissions で権限切替

スラッシュコマンドとは

セッション内で / を入力すると、コマンドメニューが開きます。よく使う操作(モデル変更・権限切替・セッションフォークなど)をプロンプトを書かずに実行できます。スラッシュコマンドは Codex CLI の組み込み機能で、ユーザー独自のショートカットは Skills($skill-name)やプラグイン経由で追加するのが基本パターンです。


公式仕様の概要

公式 /codex/cli/slash-commands には多数の組み込みコマンドが分類されています。公式の機能分類に沿って整理し、関連章へのリンクを補足します。


モデル・実行モード

コマンド役割
/modelモデル切替(最新の選択肢は Codex Models ページで確認)
/fast対応モデルで Fast モードをオン/オフ
/personality応答スタイル切替(friendly / pragmatic / none)

セッション管理

コマンド役割
/new同じセッション内で会話をリセット
/clear端末をクリアして新しい会話を始める
/resume保存済みセッションを再開
/fork現在の会話を別スレッドに複製
/side一時的なサイド会話を起動
/titleターミナルタイトルの項目を設定
/statuslineフッターに表示する項目を設定

長尺の調査をしながら別線を試したいときは /fork/side が便利です。/fork は派生スレッドが残り、/side は破棄前提の一時会話です。


権限とサンドボックス

コマンド役割
/permissions承認モードとサンドボックスの切替(read-only / workspace-write など)
/sandbox-add-read-dirサンドボックスに読み取り専用ディレクトリを追加(Windows のみ)
/status現在のモデル・トークン消費・サンドボックス・モードを表示
/debug-config設定レイヤーの診断情報を出力
/experimental実験機能のオン/オフ

詳細な意味は「承認モード&サンドボックス」章を参照してください。


ワークフロー

コマンド役割
/planPlan モードに移行(任意のプロンプト付き)
/goal実験的なタスク目標を設定
/diff未追跡ファイル含めた Git diff を表示
/mention特定ファイルを会話に添付
/review作業ツリーのレビューを実行
/copy直近の完了応答をコピー(Ctrl+O でも可)
/compact会話を要約してトークンを節約

/review はベースブランチや特定コミットとの比較も指定可能です。


ナビゲーション(MCP・プラグイン・スキル・サブエージェント)

コマンド役割
/agentアクティブなサブエージェントスレッドを切替
/appsコネクタの一覧と接続
/pluginsインストール済み/公開中プラグインを表示
/mcp構成済みの MCP ツールを列挙
/skills利用可能なスキルを一覧

スキルの実行は /skills で一覧を確認したのち、$skill-name を入力して呼び出します(章「Agent Skills」参照)。


システム・診断・終了

コマンド役割
/initAGENTS.md の雛形を生成
/psバックグラウンド端末の状態確認
/stopバックグラウンド端末の処理を停止
/feedback診断データを開発元へ送信
/keymapキーボードショートカットの再割当
/logoutCodex からサインアウト
/quit または /exitセッションを終了

入力パターン

タスク実行中でも / を打ち、コマンドを選んで Tab を押すと次ターンにキューイングされます。現在のタスクが終わったタイミングで Codex が拾って実行します。


Skills・プラグインとの違い

カスタムショートカットを増やしたい場合は、組み込みコマンドではなく次のいずれかを使います。

  • Skills: SKILL.md.agents/skills/<name>/ などに置き、$skill-name で呼び出す
  • プラグイン: marketplace.json 経由で配布。プラグインがスラッシュコマンドや機能を提供する場合あり

Skills の作り方は「Codex Agent Skills」章、プラグインは「Codex Marketplace」章を参照してください。


注意点

実験的コマンドの挙動変更に注意 /goal/experimental 系は Experimental 表示のものがあり、CLI バージョンアップで挙動が変わる可能性があります。本番ワークフローに組み込む前に CLI バージョンをピン留めしておくのが安全です。

/sandbox-add-read-dir は Windows 専用 他の OS では効きません。macOS / Linux で類似の効果を得たい場合は --add-dir フラグや sandbox_workspace_write.writable_roots などで設定してください。

/permissions の降格はサブエージェントに伝播しない 親セッションを read-only に下げても、サブエージェントごとの設定が優先されます。サブのサンドボックス指定は別途確認してください。

/compact は要約による情報ロスに注意 長期セッションでトークン上限が近づいたときに有効ですが、要約で漏れる情報があり得ます。重要な決定事項は別途メモに残しておくと安全です。

プラグイン由来コマンドは別系統 プラグインがスラッシュコマンドを追加する場合、表記やプレフィックスはプラグイン側の規約に従います(例: /codex:setup などコロン区切り)。組み込みコマンドと混同しないよう注意してください。


一次ソース