Codex CLI スラッシュコマンド一覧:セッション内で使える 30 以上の組み込みコマンド
Codex CLI のセッション内で `/` から始まるスラッシュコマンドを公式ドキュメントに沿って整理。モデル切替・セッション管理・権限・ワークフロー・MCP/プラグイン・診断系を機能別に分類し、Skills(`$skill-name`)との使い分けまで 2026 年 5 月時点でまとめました。
要点
- Codex セッションで
/を入力するとコマンドメニューが開く(多数の組み込みコマンド) - モデル・パーソナリティ・パーミッション・サンドボックス・MCP・プラグイン・診断系を 1 ストロークで切り替え
- 実行中のタスクがある間は
Tabで次ターンにキューイング可能 - カスタムワークフローは Skills(
$skill-name)やプラグイン経由が中心 /initで AGENTS.md の雛形を生成、/reviewで作業ツリーをレビュー、/permissionsで権限切替
スラッシュコマンドとは
セッション内で / を入力すると、コマンドメニューが開きます。よく使う操作(モデル変更・権限切替・セッションフォークなど)をプロンプトを書かずに実行できます。スラッシュコマンドは Codex CLI の組み込み機能で、ユーザー独自のショートカットは Skills($skill-name)やプラグイン経由で追加するのが基本パターンです。
公式仕様の概要
公式 /codex/cli/slash-commands には多数の組み込みコマンドが分類されています。公式の機能分類に沿って整理し、関連章へのリンクを補足します。
モデル・実行モード
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/model | モデル切替(最新の選択肢は Codex Models ページで確認) |
/fast | 対応モデルで Fast モードをオン/オフ |
/personality | 応答スタイル切替(friendly / pragmatic / none) |
セッション管理
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/new | 同じセッション内で会話をリセット |
/clear | 端末をクリアして新しい会話を始める |
/resume | 保存済みセッションを再開 |
/fork | 現在の会話を別スレッドに複製 |
/side | 一時的なサイド会話を起動 |
/title | ターミナルタイトルの項目を設定 |
/statusline | フッターに表示する項目を設定 |
長尺の調査をしながら別線を試したいときは /fork か /side が便利です。/fork は派生スレッドが残り、/side は破棄前提の一時会話です。
権限とサンドボックス
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/permissions | 承認モードとサンドボックスの切替(read-only / workspace-write など) |
/sandbox-add-read-dir | サンドボックスに読み取り専用ディレクトリを追加(Windows のみ) |
/status | 現在のモデル・トークン消費・サンドボックス・モードを表示 |
/debug-config | 設定レイヤーの診断情報を出力 |
/experimental | 実験機能のオン/オフ |
詳細な意味は「承認モード&サンドボックス」章を参照してください。
ワークフロー
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/plan | Plan モードに移行(任意のプロンプト付き) |
/goal | 実験的なタスク目標を設定 |
/diff | 未追跡ファイル含めた Git diff を表示 |
/mention | 特定ファイルを会話に添付 |
/review | 作業ツリーのレビューを実行 |
/copy | 直近の完了応答をコピー(Ctrl+O でも可) |
/compact | 会話を要約してトークンを節約 |
/review はベースブランチや特定コミットとの比較も指定可能です。
ナビゲーション(MCP・プラグイン・スキル・サブエージェント)
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/agent | アクティブなサブエージェントスレッドを切替 |
/apps | コネクタの一覧と接続 |
/plugins | インストール済み/公開中プラグインを表示 |
/mcp | 構成済みの MCP ツールを列挙 |
/skills | 利用可能なスキルを一覧 |
スキルの実行は /skills で一覧を確認したのち、$skill-name を入力して呼び出します(章「Agent Skills」参照)。
システム・診断・終了
| コマンド | 役割 |
|---|---|
/init | AGENTS.md の雛形を生成 |
/ps | バックグラウンド端末の状態確認 |
/stop | バックグラウンド端末の処理を停止 |
/feedback | 診断データを開発元へ送信 |
/keymap | キーボードショートカットの再割当 |
/logout | Codex からサインアウト |
/quit または /exit | セッションを終了 |
入力パターン
タスク実行中でも / を打ち、コマンドを選んで Tab を押すと次ターンにキューイングされます。現在のタスクが終わったタイミングで Codex が拾って実行します。
Skills・プラグインとの違い
カスタムショートカットを増やしたい場合は、組み込みコマンドではなく次のいずれかを使います。
- Skills:
SKILL.mdを.agents/skills/<name>/などに置き、$skill-nameで呼び出す - プラグイン:
marketplace.json経由で配布。プラグインがスラッシュコマンドや機能を提供する場合あり
Skills の作り方は「Codex Agent Skills」章、プラグインは「Codex Marketplace」章を参照してください。
注意点
実験的コマンドの挙動変更に注意
/goal や /experimental 系は Experimental 表示のものがあり、CLI バージョンアップで挙動が変わる可能性があります。本番ワークフローに組み込む前に CLI バージョンをピン留めしておくのが安全です。
/sandbox-add-read-dir は Windows 専用
他の OS では効きません。macOS / Linux で類似の効果を得たい場合は --add-dir フラグや sandbox_workspace_write.writable_roots などで設定してください。
/permissions の降格はサブエージェントに伝播しない
親セッションを read-only に下げても、サブエージェントごとの設定が優先されます。サブのサンドボックス指定は別途確認してください。
/compact は要約による情報ロスに注意
長期セッションでトークン上限が近づいたときに有効ですが、要約で漏れる情報があり得ます。重要な決定事項は別途メモに残しておくと安全です。
プラグイン由来コマンドは別系統
プラグインがスラッシュコマンドを追加する場合、表記やプレフィックスはプラグイン側の規約に従います(例: /codex:setup などコロン区切り)。組み込みコマンドと混同しないよう注意してください。