Codex Plugins 概要:Skills・App統合・MCPサーバーをまとめた再利用可能ワークフロー
Codex の Plugins システムを 2026 年 5 月時点の公式仕様で整理。Skills / App統合 / MCPサーバーをバンドルする位置付け、インストール手順、認証フロー、権限管理、Marketplace との関係、Claude Plugin(codex-plugin-cc)まで横断的にまとめます。
要点
- Codex Plugin は Skills + App統合 + MCPサーバー をバンドルする再利用可能なワークフロー単位
- インストール後、認証が必要なものは初回利用時にプロンプト
- 権限は既存の
approval_policy/sandbox_modeを 上書きしない - Marketplace 経由で公開プラグイン配布、独自プラグインも作成可
- 自作の作り方は Codex Plugins Build、配布は Codex Marketplace 参照
公式ドキュメントは developers.openai.com/codex/plugins。
Plugin とは
Codex Plugin は、関連する Skills / App 統合 / MCP サーバーを 1 つのパッケージにまとめた再利用可能なワークフロー単位です。
たとえば「Gmail プラグイン」をインストールすると、次がまとめて入ります:
- Skills: 「未読メールの要約」「特定スレッドの抽出」などの再利用手順
- App統合: Gmail へのアクセス(OAuth 認証)
- MCPサーバー: Gmail のメッセージを Codex のツールとして公開
これにより、Codex に「先週の請求書メールをまとめて」と依頼するだけで、プラグインが裏で適切に動きます。
Plugin に含まれる要素
Skills
特定作業の 再利用可能な手順書。SKILL.md(メイン定義)+ scripts/ + assets/ で構成され、自然言語の指示と必要な補助スクリプトをセットにしています。
詳細は Codex Agent Skills。
App 統合
GitHub / Slack / Google Drive / Salesforce / Notion などの 外部ツールへの接続。OAuth で認証し、プラグインからその SaaS のデータを読み書きできます。
MCP サーバー
Model Context Protocol に従って 追加ツールやシステム情報へのアクセスを提供します。プラグインに同梱される MCP サーバーが Codex のツールセットに自動追加されます。
詳細は Codex MCP 連携。
インストール
App / CLI のプラグインディレクトリから
- Codex App または CLI のプラグインメニューを開く
- Marketplace から検索
- 「インストール」を選択
- 必要に応じて認証(OAuth 経由)
- 利用可能になる
Marketplace 経由
codex plugin marketplace add <marketplace-source>
codex plugin install <plugin-name>
詳細は Codex Marketplace。
利用方法
インストール後、通常のプロンプトに自然言語で書くだけで、必要なときに Codex が自動的にプラグインの Skills / MCP ツールを呼び出します。
未読の請求書メールを Gmail から取得して、金額順にまとめてください。
明示的に指定したい場合:
@gmail プラグインで未読の請求書を取得してください。
認証フロー
App 統合を含むプラグインは、初回利用時に認証 prompt が出ます。
- プラグインが認証を要求
- ブラウザが開いて OAuth 同意画面
- 同意して Codex App に戻る
- トークンは Codex がローカル(OS の credentials store)に保存
- 以降のセッションでは自動的に再利用
トークン保存先は mcp_oauth_credentials_store で keychain(macOS)/ secretservice(Linux)/ credstore(Windows)などが選べます。
権限と承認
プラグインをインストールしても、既存の承認設定を上書きしません。
approval_policy/sandbox_mode/ Rules / Hooks はそのまま適用- プラグインの MCP ツール呼び出しも、通常のツール承認フローを通る
- App 統合の外部 API 呼び出しは、各サービスの利用規約に従う
「Plugin を入れたから危険な操作が許される」ことはありません。むしろ Plugin を介した操作にも Rules / Hooks で追加ガードレールを敷けます。
アンインストール
codex plugin uninstall <plugin-name>
アンインストールすると:
- Plugin 配下の Skills は削除される
- 接続された App は ChatGPT 側に残存(手動で revoke する必要あり)
- MCP サーバー定義は削除される
App 接続が残ることに注意。完全に切り離したい場合は、ChatGPT の Connectors 設定からも削除してください。
Marketplace との関係
Plugin は 配布フォーマットで、Marketplace は 流通の場です。
- Plugin: 個別の機能パッケージ(Gmail プラグイン、Slack プラグインなど)
- Marketplace: 複数 Plugin をキュレーションした目録(
marketplace.jsonで定義)
OpenAI 公式 Marketplace、組織内 Marketplace、個人開発の Marketplace の 3 系統があります。詳細は Codex Marketplace。
Claude Plugin(codex-plugin-cc)との関係
OpenAI 公式の codex-plugin-cc は、Claude Code 内から Codex を呼び出すための Claude 側の plugin で、Codex Plugin とは違います。
codex-plugin-cc: Claude Code → Codex を呼ぶブリッジ- Codex Plugin(本記事): Codex に Skills / MCP / App 統合を追加するパッケージ
両方を使うこともできます: Claude Code から codex-plugin-cc 経由で Codex を起動し、その Codex セッションには別途インストールされた Codex Plugin が読み込まれている、という構成。
自作プラグインを作る
公開プラグインに無い機能や、社内専用の連携を作りたい場合は、独自 Plugin を作成できます。
$plugin-creator スキルでスキャフォルディング、または手動で .codex-plugin/plugin.json マニフェストを書きます。
詳細は Codex Plugins Build。
まとめ
Codex Plugins は、Skills と外部ツール連携と MCP サーバーをまとめた配布単位です。
- 個別に Skills を 5 個書いて MCP サーバーを設定して App を接続する → 面倒
- Plugin として 1 つ入れる → 同等の機能セットが揃う
社内で繰り返す業務フロー(チケット駆動の修正、レポート作成、KYC ワークフローなど)を Plugin 化すれば、メンバー全員が同じ品質で作業できます。