AI Tools 2026年5月10日

Codex Plugins 概要:Skills・App統合・MCPサーバーをまとめた再利用可能ワークフロー

Codex の Plugins システムを 2026 年 5 月時点の公式仕様で整理。Skills / App統合 / MCPサーバーをバンドルする位置付け、インストール手順、認証フロー、権限管理、Marketplace との関係、Claude Plugin(codex-plugin-cc)まで横断的にまとめます。

要点

  • Codex Plugin は Skills + App統合 + MCPサーバー をバンドルする再利用可能なワークフロー単位
  • インストール後、認証が必要なものは初回利用時にプロンプト
  • 権限は既存の approval_policy / sandbox_mode上書きしない
  • Marketplace 経由で公開プラグイン配布、独自プラグインも作成可
  • 自作の作り方は Codex Plugins Build、配布は Codex Marketplace 参照

公式ドキュメントは developers.openai.com/codex/plugins


Plugin とは

Codex Plugin は、関連する Skills / App 統合 / MCP サーバーを 1 つのパッケージにまとめた再利用可能なワークフロー単位です。

たとえば「Gmail プラグイン」をインストールすると、次がまとめて入ります:

  • Skills: 「未読メールの要約」「特定スレッドの抽出」などの再利用手順
  • App統合: Gmail へのアクセス(OAuth 認証)
  • MCPサーバー: Gmail のメッセージを Codex のツールとして公開

これにより、Codex に「先週の請求書メールをまとめて」と依頼するだけで、プラグインが裏で適切に動きます。


Plugin に含まれる要素

Skills

特定作業の 再利用可能な手順書。SKILL.md(メイン定義)+ scripts/ + assets/ で構成され、自然言語の指示と必要な補助スクリプトをセットにしています。

詳細は Codex Agent Skills

App 統合

GitHub / Slack / Google Drive / Salesforce / Notion などの 外部ツールへの接続。OAuth で認証し、プラグインからその SaaS のデータを読み書きできます。

MCP サーバー

Model Context Protocol に従って 追加ツールやシステム情報へのアクセスを提供します。プラグインに同梱される MCP サーバーが Codex のツールセットに自動追加されます。

詳細は Codex MCP 連携


インストール

App / CLI のプラグインディレクトリから

  1. Codex App または CLI のプラグインメニューを開く
  2. Marketplace から検索
  3. 「インストール」を選択
  4. 必要に応じて認証(OAuth 経由)
  5. 利用可能になる

Marketplace 経由

codex plugin marketplace add <marketplace-source>
codex plugin install <plugin-name>

詳細は Codex Marketplace


利用方法

インストール後、通常のプロンプトに自然言語で書くだけで、必要なときに Codex が自動的にプラグインの Skills / MCP ツールを呼び出します。

未読の請求書メールを Gmail から取得して、金額順にまとめてください。

明示的に指定したい場合:

@gmail プラグインで未読の請求書を取得してください。

認証フロー

App 統合を含むプラグインは、初回利用時に認証 prompt が出ます。

  1. プラグインが認証を要求
  2. ブラウザが開いて OAuth 同意画面
  3. 同意して Codex App に戻る
  4. トークンは Codex がローカル(OS の credentials store)に保存
  5. 以降のセッションでは自動的に再利用

トークン保存先は mcp_oauth_credentials_storekeychain(macOS)/ secretservice(Linux)/ credstore(Windows)などが選べます。


権限と承認

プラグインをインストールしても、既存の承認設定を上書きしません

  • approval_policy / sandbox_mode / Rules / Hooks はそのまま適用
  • プラグインの MCP ツール呼び出しも、通常のツール承認フローを通る
  • App 統合の外部 API 呼び出しは、各サービスの利用規約に従う

「Plugin を入れたから危険な操作が許される」ことはありません。むしろ Plugin を介した操作にも Rules / Hooks で追加ガードレールを敷けます。


アンインストール

codex plugin uninstall <plugin-name>

アンインストールすると:

  • Plugin 配下の Skills は削除される
  • 接続された App は ChatGPT 側に残存(手動で revoke する必要あり)
  • MCP サーバー定義は削除される

App 接続が残ることに注意。完全に切り離したい場合は、ChatGPT の Connectors 設定からも削除してください。


Marketplace との関係

Plugin は 配布フォーマットで、Marketplace は 流通の場です。

  • Plugin: 個別の機能パッケージ(Gmail プラグイン、Slack プラグインなど)
  • Marketplace: 複数 Plugin をキュレーションした目録(marketplace.json で定義)

OpenAI 公式 Marketplace、組織内 Marketplace、個人開発の Marketplace の 3 系統があります。詳細は Codex Marketplace


Claude Plugin(codex-plugin-cc)との関係

OpenAI 公式の codex-plugin-cc は、Claude Code 内から Codex を呼び出すための Claude 側の plugin で、Codex Plugin とは違います。

  • codex-plugin-cc: Claude Code → Codex を呼ぶブリッジ
  • Codex Plugin(本記事): Codex に Skills / MCP / App 統合を追加するパッケージ

両方を使うこともできます: Claude Code から codex-plugin-cc 経由で Codex を起動し、その Codex セッションには別途インストールされた Codex Plugin が読み込まれている、という構成。


自作プラグインを作る

公開プラグインに無い機能や、社内専用の連携を作りたい場合は、独自 Plugin を作成できます。

$plugin-creator スキルでスキャフォルディング、または手動で .codex-plugin/plugin.json マニフェストを書きます。

詳細は Codex Plugins Build


まとめ

Codex Plugins は、Skills と外部ツール連携と MCP サーバーをまとめた配布単位です。

  • 個別に Skills を 5 個書いて MCP サーバーを設定して App を接続する → 面倒
  • Plugin として 1 つ入れる → 同等の機能セットが揃う

社内で繰り返す業務フロー(チケット駆動の修正、レポート作成、KYC ワークフローなど)を Plugin 化すれば、メンバー全員が同じ品質で作業できます。


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