Codex IDE 拡張ガイド:VS Code・Cursor・Windsurf・JetBrains での使い方
Codex IDE 拡張を 2026 年 5 月時点の公式仕様で整理。VS Code / Cursor / Windsurf 用拡張と JetBrains(IntelliJ・PyCharm・WebStorm・Rider 系)AI Assistant 経由のネイティブ統合、3 段階の権限モード(Chat / Agent / Agent Full Access)、ChatGPT アカウント・API キー・JetBrains AI サブスクでの認証、Skills や `@file` 参照などの IDE 内ワークフローまでまとめました。
要点
- 対応 IDE は VS Code / Cursor / Windsurf / JetBrains 系(IntelliJ・PyCharm・WebStorm・Rider など)
- VS Code 等は拡張機能として、JetBrains は AI Assistant の中の Codex Agent としてネイティブ統合
- 権限モードは Chat(読取のみ)/ Agent(ワークスペース編集)/ Agent Full Access(システム全体) の 3 段階
- 認証は ChatGPT アカウント / OpenAI API キー / JetBrains AI サブスクリプション から選択(CLI と共通の OAuth が再利用される)
- Skills や
@file参照、画像入力・生成、Cloud 委譲、ロールバックなど IDE 内ワークフローに対応
Codex IDE 拡張とは
Codex のコーディングエージェントを IDE のサイドバーから直接呼び出すための拡張です。エディタで開いているファイル・選択範囲・@file 参照をそのままコンテキストに使え、モデル切替や承認モードの操作が IDE 内で完結します。CLI とは認証情報や Skills が共有されるため、ターミナルと IDE で同じワークフローを使い回せます。
公式仕様の概要
公式 /codex/ide には対応 IDE と各 IDE のインストール経路、3 段階の権限モード、推論レベル切替、画像入出力、Cloud 委譲などが記載されています。JetBrains 統合は jetbrains.com/help/ai-assistant/codex-agent.html に詳細があり、AI Assistant のバージョン要件・認証フロー・制限事項が定義されています。
対応 IDE とインストール
| IDE | インストール経路 | 備考 |
|---|---|---|
| VS Code | Marketplace から「Codex」拡張を導入 | 既定で右サイドバー |
| Cursor | 公式ダウンロードリンク経由 | VS Code 派生のためほぼ同じ UX |
| Windsurf | 公式ダウンロードリンク経由 | VS Code 派生 |
| JetBrains(IntelliJ / PyCharm / WebStorm / Rider 等) | IDE バージョン 2025.3 以降+最新の AI Assistant プラグインで Codex Agent を選択 | DataGrip ほか「Database Tools and SQL」プラグインで DB 系操作も対応 |
対応 OS は macOS / Windows / Linux です。Windows ではネイティブサンドボックスか WSL2 を利用します。JetBrains 統合は WSL 上では動作しません。
起動と権限モード
拡張をインストールするとエディタのサイドバーに Codex が表示されます。チャット入力欄の上部に Chat / Agent / Agent Full Access の選択肢があります。
| モード | 動作 | 想定用途 |
|---|---|---|
| Chat(Read-only) | コードの参照・説明のみ。書き込み不可 | 読み解き・レビュー・調査 |
| Agent | ワークスペース内のファイルを編集。外部操作は承認を求める | 通常の実装作業 |
| Agent Full Access | システム全域のファイル編集・コマンド実行 | 限定的に・自己責任で |
CLI 側の --ask-for-approval / --sandbox と同じ概念ですが、IDE では UI から選択します。
主な機能
- エディタコンテキスト: 開いているファイル・選択範囲・
@file参照を自動的にプロンプトへ含める - モデル切替: 入力欄下のモデルセレクタで
gpt-5.5/gpt-5.4/gpt-5.4-mini/gpt-5.3-codex/gpt-5.3-codex-sparkなどを切替(最新の選択肢は Codex Models ページで確認) - 推論レベル: low / medium / high を IDE から指定
- 画像入力: スクリーンショットや図を添付して質問
- 画像生成:
gpt-image-2経由でアセット生成(プラン依存) - Skills:
$skill-nameで呼び出し(CLI と共有) - Cloud 委譲: 重いタスクを Codex Cloud にオフロード
- 承認フロー: 危険操作で確認ダイアログ
- ロールバック: 会話チェックポイントへ戻る機能(JetBrains 系)
JetBrains Codex Agent
JetBrains IDE 2025.3 以降で最新の AI Assistant プラグインを導入し、AI Chat で「Codex Agent」を選択すると有効化できます。
認証
- ChatGPT アカウント: ChatGPT サブスクの利用枠を消費
- OpenAI API キー: OpenAI Platform 直接発行のキー(サードパーティ発行のキーは非対応)
- JetBrains AI サブスクリプション: JetBrains 側のクレジットを消費
権限モード
CLI と同じ 3 段階(Chat / Agent / Agent Full Access)で、IDE のチャット欄から切り替えます。
制限事項
.aiignoreの設定は反映されません- WSL(Windows Subsystem for Linux)上では動作しません
- BYOK 認証は OpenAI 公式発行の API キーのみ
主な機能
Skills 呼び出し・モデル切替(推論レベル含む)・操作承認・ロールバック(会話チェックポイントへ戻る)が利用できます。DataGrip など「Database Tools and SQL」プラグインを併用すると DB 操作系ワークフローでも有効です。
CLI との関係
- 認証情報(ChatGPT OAuth トークン)は共通で、
codex loginを済ませると IDE 拡張側にも反映される - Skills(
.agents/skills/)と AGENTS.md はリポジトリ配下を共有 ~/.codex/config.tomlのモデル既定値や承認ポリシーは IDE 側のセレクタで上書きされる
注意点
Agent Full Access は最小限に
システム全域に手を出せるため、ホストマシンの設定・他プロジェクトに影響する可能性があります。普段は Agent、危険な操作はターミナル側で codex --sandbox read-only 等を使う運用が安全です。
JetBrains 統合は WSL 非対応 Windows ネイティブのサンドボックスを使うか、JetBrains 統合を諦めて Codex CLI を WSL 内で使うか、いずれかになります。
Cursor / Windsurf は派生だが微差あり 基本は VS Code 拡張と同等ですが、設定 UI の場所やショートカットが異なることがあります。同期されない設定(テーマ・キーマップ)は別途調整してください。
画像生成はプラン依存
gpt-image-2 の利用は ChatGPT サブスクや API プランによって制限されることがあります。/skills で $imagegen の有無を確認してください。
@file 参照は IDE のファイル単位
ディレクトリ全体を貼ると入力が長くなりすぎます。必要なファイルだけ参照するか、Skills で前処理させてください。