Codex Cloud(Web)ガイド:ブラウザから走らせる並列タスクと GitHub 連携
Codex Cloud(Web 版)の現行仕様を 2026 年 5 月時点の公式仕様で整理。`chatgpt.com/codex` でのアクセスと GitHub 連携、Codex Environments の構成、`@codex` メンションでの Issue/PR 起動、IDE / App との連携、`codex cloud exec` での CLI 委譲、Plus / Pro / Business / Edu / Enterprise サブスクの必要要件までまとめました。
要点
- アクセス先は
chatgpt.com/codex。GitHub アカウントを連携してリポジトリ操作を許可 - Cloud のタスク機能は ChatGPT Plus / Pro / Business / Edu / Enterprise が必要(Free / Go でも Codex 自体は利用可。Enterprise は管理者の有効化が前提)
- バックグラウンドのクラウド環境で動き、ローカルマシンを止めずに並列タスクを処理できる
@codexを Issue / PR に書くと、Codex がタスクを開始して提案・PR 作成まで進める- IDE 拡張・Codex App から Cloud にタスクを委譲し、結果をローカルに取り込める。CLI からは
codex cloud execで起動
Codex Cloud とは
ブラウザだけで動く Codex のリモート実行環境です。GitHub と連携してリポジトリの中身を読み・変更し、PR を作成するところまで一気に進められます。手元のマシンを起動しっぱなしにする必要がないため、長尺タスクや並列実行に向いています。
公式仕様の概要
公式ドキュメント /codex/cloud には、アクセス方法、必要プラン、GitHub 連携、Codex Environments の構成、@codex メンションによる起動、IDE 拡張・App とのタスク連携、インターネットアクセス制御が記載されています。
使い方
アクセスと初期設定
- ブラウザで
chatgpt.com/codexを開く - ChatGPT アカウント(Plus / Pro / Business / Edu / Enterprise)でサインイン
- GitHub アカウントを連携し、Codex に対象リポジトリへのアクセスを許可
Enterprise 環境では、管理者がワークスペース側で Codex を事前に有効化しておく必要があります。
Environments(実行環境)
リポジトリごとにクラウド実行環境を構成します。
- 対象リポジトリの選択
- セットアップステップの定義: 依存パッケージのインストール・初期化スクリプトなど
- 使用するツール / コマンドの宣言
- インターネットアクセス制御: 管理者がパブリックインターネットへの接続可否を絞り込み
ここで定義した環境は、後段の Cloud タスクや CLI からの呼び出しで共通に使われます。
タスクの起動
- Web UI から:
chatgpt.com/codexで対象リポジトリを選び、自然言語でタスクを依頼 - GitHub の
@codexメンション: Issue や PR コメントに@codexを含めると Codex がタスクを開始し、必要に応じて PR で提案 - IDE 拡張 / Codex App から委譲: 重い処理を Cloud 側にオフロードし、結果をローカルへ取り込む
- CLI から:
codex cloud exec --env <ENV_ID> "..."、Best-of-N の--attempts Nも併用可能
結果の受け取り
- Cloud タスクの完了は IDE 拡張・App・Web のいずれにも通知され、生成された diff をローカルに適用できます
- GitHub 経由起動の場合は PR としてリポジトリに直接出ます
codex apply <TASK_ID>で Cloud タスクの最新 diff を手元のワーキングツリーに取り込めます
CLI / IDE / App との関係
| 起動元 | 主な使い方 |
|---|---|
Web(chatgpt.com/codex) | リポジトリ選択 → 自然言語でタスク依頼 |
| GitHub | Issue/PR で @codex メンション |
| IDE 拡張 | スレッド内でタスクを Cloud 委譲 |
| Codex App | Local / Worktree / Cloud の 3 モードから選択 |
| CLI | codex cloud exec --env <ENV_ID> "..."(Best-of-N は --attempts 1-4) |
いずれも認証情報・Skills・AGENTS.md などはリポジトリ+ホーム配下を共通利用するため、起動経路を変えても同じ前提で動きます。
注意点・セキュリティ観点
プラン要件と組織側の有効化 Codex CLI / IDE 拡張は Free / Go でも使えますが、Cloud のクラウドタスク機能(GitHub コードレビュー・Slack 連携を含む)は ChatGPT Plus 以上が必要です。Enterprise の場合はワークスペース管理者による有効化が前提のため、利用できない場合は社内の設定状況を確認してください。
インターネットアクセスは Environments で制御
クラウド実行環境はパブリックインターネットへの接続が既定で制限されています。npm install や外部 API 呼び出しが必要なタスクは、Environments の設定でドメイン許可を明示してください。
@codex の権限スコープに注意
GitHub アカウント連携時に付与する権限スコープ(リポジトリ書き込みなど)は最小限から始めてください。社外向け公開リポジトリでは、@codex が想定外のユーザーから呼ばれるリスクも考慮が必要です。
Cloud 結果のレビューは必ずローカルで
codex apply で diff を取り込む際は、そのままマージせず手元で内容を確認してからコミットしてください。Cloud 環境は隔離されているため、ローカル固有の前提が反映されていない場合があります。
料金は ChatGPT サブスクの利用枠を消費 Cloud タスクも他の Codex 利用と同様にクレジットを消費します(章「Codex の料金体系」参照)。長尺タスクや高頻度の Automations と組み合わせるとクレジットが急減する点に注意してください。